




夜に撮影した雪燈籠の錦絵は、昼に撮影した雪燈籠の錦絵と同じです。いずれも鷹丘橋から本丸にかけての坂に設置された雪燈籠の錦絵を撮影しました。
ところで雪燈籠の錦絵の大きさですが、大人の手のひらを少し超えるようなサイズです。あらかじめ木枠に合わせて作られています。
女性を描いた絵師の判別も難しいですね。雪燈籠の錦絵の絵師を当てるのは弊ブログくらいですので、出した絵師名がそのまま資料に使われる可能性があります。
先だって絵師の落款を押印された記事を書きましたが、落款を押印する絵師が佐藤仙峯さんしかいないので錦絵を見て描いた絵師を当てるしかありません。
女性絵は武者絵と違って特徴がハッキリしています。一重と二重を描く絵師に分かれることが分かりました。ほとんどの絵師が一重の女性絵を描くのに対し、二重の女性絵を描くのは野村雄大さんと木村邦仙さんしかいないです。
若手絵師の野村雄大さんは細目の女性絵で、木村邦仙さんは目鼻立ちがハッキリとした女性絵を描くことが分かっています。この考察は、昭和末期から36年もねぷた絵を撮影してきた経験によるものです。

