

カッシーニには惑星探査機ホイヘンス・プローブ (2.7 m、320 kg) が搭載されており、タイタンでカッシーニより切り離されてタイタンに着陸し、大気の組成・風速・気温・気圧等を直接観測した。これは最も遠い距離の天体にある人工物である。
タイタンは直径で5150kmで、水星よりも大きい衛星。これらの画像は、カッシーニが2012年5月6日に広角レンズカメラで撮影したもので、NASAが8月31日に公開したもの。
タイタンから約77万8000キロの位置から、赤、緑、青のフィルターを使って各2枚撮影した6枚の画像を合成して自然の色を再現したそうだ。画像の解像度はタイタン上で1ピクセルあたり46キロ。
2012年に入ってタイタンの南極でガスが渦巻く大気現象「極渦」が発生したため、天文学者らはタイタンの南極点に着目して観測を続けているという。
カラパイアより写真と記事を抜粋
