


下関国際は18日の準々決勝で今春のセンバツで優勝した大阪桐蔭に5―4で勝っており、春の優勝、準優勝校を連続で破った。
山口勢の決勝進出は第67回大会(1985年)で準優勝した宇部商以来37年ぶり。下関国際は山口勢として、第40回大会(58年)の柳井以来64年ぶり2回目の頂点を目指す。
中国勢の決勝進出は第99回大会(2017年)で準優勝した広陵(広島)以来5年ぶり。近畿勢が決勝に残らないのは花咲徳栄(埼玉)と広陵の顔合わせだった第99回大会以来5年ぶりとなった。
下関国際が快勝。一回、仲井の左前適時打で先制すると、三回は1死満塁から暴投で追加点を奪った。直後に同点に追いつかれたが、六回に森の右翼線2点適時二塁打で勝ち越し、その後も連続スクイズなど多彩な攻めで突き放した。
投げてはロングリリーフの仲井が緩急をうまく使い、要所を締めた。近江は三回に清谷と山田の適時打で追いついたが、先発の山田が七回途中5失点と踏ん張れなかった。
準決勝の第二試合は西日本勢同士の戦いで、近江の先発山田には疲れの色が濃く出ていた。下関国際の二枚看板には多少の余力があり、この試合も下関国際が勝つと予想していた。
