スカラ座で見た歌舞伎町の閉店 名曲喫茶スカラ座 午前 スカラ座が閉店を決めたのは平成14年(2002年)。丸ごと店を買い取るという申し出もある中「他人にスカラ座はあげたくない」と、林さんは建物の解体を決断する。同時に歌舞伎町との決別を決めていた。 「もう歌舞伎町はコーヒーを売る場所ではなくなっていました。店を閉めた直接の原因は従業員が集まらなかったことや、大きな店を維持するのに手間がかかったことが理由です。 従業員にしても、来てくれれば誰でもいいというのではなく、あの雰囲気に合わせて仕事ができる人でないと駄目なんです。 店は木造でしたので、あの場所で火事を出さないためにも、経費と神経を使わなければいけない。もう少し規模が小さければ続けていたかもしれませんが、店が大きすぎました」 AERA.dot より記事を一部抜粋 名曲喫茶スカラ座 客席