クイズダービー解答者の解答中(シンキングタイム)には、スティーブン・フォスターの「草競馬」をヘ長調にアレンジした曲が流された。番組初期はエレクトーン系だったが、後のステレオ放送化を機にフルートの音色に近いものに変わり、最終回まで継承された。クイズの解答は、ライトペンやペンタブレットを使用せず、テーブルに設置されているロールペーパー式の解答用紙にマジックペンで書き、それを天井のカメラで撮ってモニターに映しており、文字は白抜きで表示された。オープニング・エンディングのラストカットでも使う、答えを開ける前の「クイズダービー」表示も同じように白地に黒い字で書かれたものを白抜き表示していた。
また新しい紙は、解答者から見て左側にあるボタンを押すと出て来る。そのため、モニターが開いている時(答えを開ける前の「クイズダービー」表示でない時)、解答用紙の所に手を置いたり顔が入ったりするとモニターに手や後頭部が映る、書いた解答が横にスクロールする所が見られる事もあった。
「草競馬」のBGMが流れる時に巨泉が再び出題内容を発言するが、それから数秒後は解答の修正も認められていた。最初の解答を抹消し答えを変更したり、複数の解答を羅列した後最終的な答えを○で囲んだりする事が可能であった。特に2枠レギュラー解答者だった山崎浩子は時間ギリギリまで解答を悩む事が多く、巨泉に「浩子!早く一つだけにしなさい!」と注意される事が度々あった。