キネマ旬報 No.182 | スチャラカでスーダラな日々

スチャラカでスーダラな日々

故・植木等氏の御冥福に因んでkeiのスーダラな日々を紹介します。故人の映画のようにスイスイと軽妙な人生を送りたいものです☆彡

キネマ旬報 1957年8月上旬号 No.182
キネマ旬報 1957年8月上旬号 No.182

映画チラシ 弘前スカラ座普段映画も見ないようなブログ管理者がなぜ映画のタイトルを扱うようになったのか、この記事で紹介したいと思います。

キネマ旬報 1957年8月上旬号 No.1822021年9月27日のブログから映画のネタを始めましたが、最初は月曜日だから月曜ロードショーから始めようと言う単純な理由で始まりました。ネットで記事ネタを漁るうちに、かつての青森県弘前市は映画天国だったことを思い出しました。それをキーワードに探すと1980年時点で弘前市内の映画館は9館もあったそうです。1990年には既存の映画館にもう一つ映画館を付け足す感じで11館に増えました。

9館の内訳は、弘前東映劇場(百石町1)、弘前松竹(元寺町35)、弘前オリオン座(元寺町35)、弘前スカラ座(元寺町36)、弘前東宝劇場(元寺町36)、弘前宝塚劇場(駅前町1-1-10)、弘前駅前日活劇場(駅前町1-7)、テアトル弘前(桶屋町5)、弘前ミラノ座(鍛冶町)です。

このうち建物が取り壊されずに現存しているのが、弘前オリオン座と弘前ミラノ座だけです。この2館は、昨日のブログで弘前路地裏探偵団のYouTubeから拝借してブログのネタにしました。

更に調べると、キネマ旬報 1957年8月上旬号 No.182にこんなことが書かれていたそうです。「弘前東宝」と「スカラ座」は経営者が同じであり、弘前東宝は東宝の封切館であり、スカラ座は洋画の封切館である。「弘前大映慈善館」は大映封切館である。百石町には松竹直営で松竹封切館の「弘前大和館」がある。「弘前東映」は東映直営である。「弘前日活」は国営社直営で日活と新東宝の封切館である。「国際劇場」は洋画封切館である。「国民劇場」は洋画番外である。

弘前駅前には「弘前ニュース劇場」がある。駅前劇場の通称を持つ「弘前映画劇場」は東映二番館かつ日活と新東宝の再映館である。百石町には洋画の「有楽座」、大映と新東宝ほかの再映館である「弘前オリオン座」、松竹や東宝ほかの再映館である「弘前日本劇場」がある。洋画再映館の「光映画劇場」は1956年春に焼失したが、現在再建中で近く開館の見込みである。

弘前市は青森市・八戸市に次いで第3位の人口14万人を持ち、映画館は14館がある。市街地は戦災を受けておらず、乞食が1人もいないといわれるほど住みよい町である。弘前大映慈善館、弘前ニュース劇場、弘前映画劇場、弘前オリオン座、国際劇場、弘前東宝、スカラ座、国民劇場、有楽座、弘前東映劇場、弘前日本劇場、弘前大和館、光映画劇場、弘前日活の写真あり。

・・・と言うことでネットの古本屋でキネマ旬報 No.182を入手したので、明日から青森県弘前市にかつて存在した映画館の建物の写真を特集します。

キネマ旬報社創立
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