東西線開通記念乗車券 札幌市営地下鉄東西線開通 1976年(昭和51年)6月10日:琴似駅 - 白石駅間 (9.9km) が開業。4両編成の6000形車両(20編成80両)が営業運転開始。ATO(自動列車運転装置)による自動運転が行われていた。 開業以来、全ての車両がアルミ合金製車体である。車体幅は3,080mmで、新幹線を除く日本国内で営業中の鉄道車両では最大。過去の例を合わせても、名古屋東山モノレールの3,100mmに次ぐ大きさである。 開業以来、全ての車両で座席上に網棚が設置されていない。これは乗客の忘れ物防止や、乗車時間(駅間隔)が比較的短いことなどが理由とされる。 通常の鉄道車両で荷棚となる位置には立客用の掴み棒が設置されていたため、一見荷棚があるかのように錯覚しやすい。このため旅行者など不慣れな乗客が、荷棚があると思い込んで載せようとした荷物を着席している乗客の頭上に落としてしまう。 大きな荷物も床に置かざるを得ないため、限られた車内スペースの有効活用や利用者へのサービスの観点からも問題視されることがある。現在は配布用の安全報告書などにも「札幌市営地下鉄の車両には網棚がありません」と注意を呼び掛けている。 「さっぽろの足」1982年12月号