動く南十字星 | スチャラカでスーダラな日々

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故・植木等氏の御冥福に因んでkeiのスーダラな日々を紹介します。故人の映画のようにスイスイと軽妙な人生を送りたいものです☆彡

南十字座
現在の南十字座
動く南十字星動く南十字星

恒星も人間の生存時間だけでは動かない…恒にある星とされています。でもBC100000~AC100000の200000年間のスパンで見ると、大幅に動く星もあります。

右のアニメにもあるように、南十字星は十字架の形が大幅に崩れてしまいます。また南十字星の左横にあるαとβケンタウリが0等級の巨光を放っていますが、特にαケンタウリの移動速度が速いです。
BC100000年に銀経:  1゚30'23" 銀緯:-30゚25'01"の位置にある恒星がAC100000年は銀経:272゚37'04" 銀緯:+28゚30'42"の位置に移動します。
恒星の位置を割り出す基準は、銀河座標と言います。具体的に分かりやすく言うと、現在αケンタウリは南十字星の傍にあって日本からは見られません。しかしAC100000年になると、日本からはいつでも見られる恒星となります。

恒星では一番明るく見えるシリウスですが、こちらも移動が激しくて

BC100000年に銀経:202゚00'57" 銀緯:+19゚27'52"の位置にある恒星が
AC100000年に銀経:255゚16'24" 銀緯:-34゚22'44"の位置に移動します。

こちらはAC100000年になると、日本からは地平線の下にあって見られなくなります。つまり銀緯-30度以上になると、地平線の下となって日本からは見られない星になるのです。

シリウスAとシリウスBの想像図
シリウスAとシリウスBの想像図