ねらわれた学園1 | スチャラカでスーダラな日々

スチャラカでスーダラな日々

故・植木等氏の御冥福に因んでkeiのスーダラな日々を紹介します。故人の映画のようにスイスイと軽妙な人生を送りたいものです☆彡

ねらわれた学園1関耕児は、いわゆるゲタばき住宅(下層階を商店や事務所とし、上層階を住宅とした建物)の団地に住んでいる

いつものようにギリギリに学校に着くと、黒板に教科ごとの教師のいたずら書きがしてあった

クラスメイトが笑っていると、西沢響子だけは「こんなことでいいの?」と激しく叱責する

たしかに阿倍野六中では、タバコを吸ったり、化粧をしたり、いろんなイタズラや問題が多い

キョウコ:この犯人を見つけ出しましょう!

みんなもキョウコの勢いに同調し始め
コウジは、イタズラは悪いが、みんなで制裁を加えるほどだろうか?と疑問に思う

コウジ:ここは裁判所か? クラスから悪者を出してどうすつもりだ? バカなことはやめろ!

黒板の文字を消した時、隣りの席の楠本和美が拍手を送った

キョウコ:あなたのような人は、そのうち復讐されるのよ 私たちの超人的な代表の手によってね

帰り道、カズミが声をかけた
カズミ:今日は立派だったわ クラスが密告や、監視し合う場になるのを防いだんだから

掲示板には生徒会活動の立候補者が貼り出されていて、カズミはその中の1人が意外だと言う

カズミ:高見沢みちるは1年の時同じクラスだったけど、静かなタイプだったわ

そこにちょうどミチルが通り
カズミ:変ね あの人、まるで変わってしまったみたい