ラ・セレナ皆既日食の概要 1 | スチャラカでスーダラな日々

スチャラカでスーダラな日々

故・植木等氏の御冥福に因んでkeiのスーダラな日々を紹介します。故人の映画のようにスイスイと軽妙な人生を送りたいものです☆彡

チリ中部とアルゼンチン中部の山岳地帯を通過する皆既帯
チリ中部とアルゼンチン中部の山岳地帯を通過する皆既帯

観測場所の天候とホテル

ラ・セレナ国際空港この日食は南半球の冬にあたりますが、亜熱帯に相当する緯度を通過する皆既帯は南緯30度に沿って常に伸びる高気圧に覆われています。チリの海岸付近は砂漠のように雨が降りにくい気候です。

チリの雨雲ズームレーダーでは ラ・セレナが観測中心点になっていますが、少しズームアウトをすると皆既帯が通過する地域の雨雲予報を3時間先まで確認することが出来ます。

ラ・セレナ旧市街チリを通過する皆既帯は、ラ・セレナとコキンボの都市圏を中心にホテルが海岸沿いに並んでいます。多少、皆既時間が短くなってもチリの西海岸に沈む日食は価値のあるものでしょう。

一方、皆既帯中心に近いラ・ヒゲラ周辺にホテルは無く、北西の海岸にホテルが点在しているだけです。ラ・ヒゲラの海岸で観測するとレンタカーが必要になります。ラ・ヒゲラの皆既継続時間は2分30秒です。ラ・セレナ市街は2分ちょうどの継続時間ですが、ラ・セレナ空港から近く交通の便も発達しているので格安旅行に向いています。この記事はラ・セレナ皆既日食のちょうど一年前に書かれたものですが、現時点で海岸沿いのホテルに少し空きがあるそうです。

衛星観測から得られた7月の平均気象統計と皆既帯
衛星観測から得られた7月の平均気象統計と皆既帯

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