いわき絵のぼり | スチャラカでスーダラな日々

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故・植木等氏の御冥福に因んでkeiのスーダラな日々を紹介します。故人の映画のようにスイスイと軽妙な人生を送りたいものです☆彡

龍虎図室内幟制作の模様 辰昇作 いわき絵のぼり 武者絵

絵のぼり師 辰昇端午の節句に飾る鯉のぼりはよく知られていますが、ひと昔前まではノボリ旗に勇壮な武者絵などを描いた「武者のぼり(節句幟)」 を飾るのが主流でした。

現代ではその図柄に武者絵が多い事から、通称「武者のぼり」と呼ばれています。「武者(武家)のみに使用が許された幟」という意味ではありません。実際には武者絵以外にも古典的な画題が数多く存在し、「絵のぼり」「節句幟」と呼ぶ方がより正確と言えます。他に「五月幟」「小旗」「矢旗」など様々な呼び名があります。

全国的に手描きの幟業者が減り印刷ものが主流になっていくなか、福島県いわき市では平成になっても複数の職人が制作を続けています。江戸時代からの伝統を絶やさない為にと、“いわき市内で一定 の手法により制作された武者のぼり”を「いわき絵のぼり」とし、平成9年「福島県の伝統的工芸品」に指定されました。

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