

M81は双眼鏡でM82と並んでみえ、小口径でも丸い形がはっきり見える。M82の細長い形との対照が面白い。4インチ屈折で観察したマラスは「M81の中心部はブツブツし、外側の明るさと不同でぼんやりし、外側に沿って輪状の光点が見られる」としている。口径20cmの望遠鏡では、大きな光斑の中に微妙な濃淡を観測できる。渦状星雲の腕は口径40cmの望遠鏡から確認できる。口径50cmでは腕の濃淡や構造も確認できるようになる。
M81はおよそ2500億個の星を含み、銀河系よりも小規模であると考えられている。M81は銀河の腕が中心部に向かって螺旋状に渦巻いているのがよく見え、渦巻銀河の構造がよくわかる。
