M8 (NGC 6523) | スチャラカでスーダラな日々

スチャラカでスーダラな日々

故・植木等氏の御冥福に因んでkeiのスーダラな日々を紹介します。故人の映画のようにスイスイと軽妙な人生を送りたいものです☆彡

干潟星雲
干潟星雲

干潟星雲干潟星雲(M8 NGC6523)はいて座にある散光星雲。散光星雲を南北に横切る帯状の暗黒星雲が存在し、その姿が干潟に似ていることからその名が付けられた。星雲と同じ位置に散開星団 NGC6530 も重なって見える。

いて座の南斗六星の柄の先端に当たるμ星の南西約4°に位置する。M8 の1.4°北には三裂星雲 M20 もあり、共に夏に見られる代表的な散光星雲である。視直径が大きいので双眼鏡でも観察できる。1680年にまず星雲の前景にある NGC6530 星団がジョン・フラムスティードによって1680年ごろ発見され、その後1747年に星雲がフランスのルジャンテルによって発見された。1764年にシャルル・メシエがメシエ天体に入れた時には、この星雲を星団として登録しており、NGC6530をM8としたのではないかとも言われる。メシエは「星団で、単純な3フィート望遠鏡で見ると星雲のように見える。しかしすぐれた機材では、数多くの暗い星団である」と記している。

空が暗い場所では肉眼でも確認できる。双眼鏡でも十分楽しめる対象である。望遠鏡では干渉フィルターを使うことにより、星雲の像はさらに明瞭になる。小口径の天体望遠鏡で見ることができる暗黒星雲の内ではもっとも印象的なものであると言われている。