メシエ天体 | スチャラカでスーダラな日々

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故・植木等氏の御冥福に因んでkeiのスーダラな日々を紹介します。故人の映画のようにスイスイと軽妙な人生を送りたいものです☆彡

メシエによるM31/M32/M110のスケッチ
メシエによるM31/M32/M110のスケッチ

シャルル・メシエメシエ天体は、フランスの天文学者シャルル・メシエが作成した星雲・星団・銀河のカタログ『メシエカタログ』に載っている天体である。メシエ天体はシャルル・メシエが彗星の探索に際して、彗星と紛らわしい天体の一覧を作ったのが始まりである。

現在は、メシエ (Messier) の頭文字をとり、M1、M2などと番号で呼ばれるが、この表記法はメシエが定めたものではない。ごく初期は「メシエカタログの1番」「メシエカタログの2番」などと呼ばれていたのが、後に略されて今のような表記法になった。

M1はおうし座にあり、別名はかに星雲である。M2はみずがめ座にある。全部でM1からM110まであるが、メシエ本人がつけたものはM103までである。カタログは1784年までに3回に分けて刊行された。

発表時にメシエが誤記をしたらしく、指定した場所にはそれらしい天体がない場合がある。これらについては、後にメシエのスケッチ図などから本来の天体が同定された。もっとも、不確実なものも含むため、これらの欠番はあまり使わないほうがよいとされる。現在使われていない欠番は、M40(二重星 WNC4)、M91 (NGC 4548)、M102 (NGC 5866)。また、M110は20世紀になってから、メシエが発見していたことがわかって付け加えられたものなので、メシエ天体とはしないという主張がある。

現在よりも光学系が未熟な18世紀迄に見つかった天体をまとめているため、アマチュア用の小型望遠鏡でも楽しめる、比較的明るい天体が多く含まれているのが特徴である。