
駿河トラフとは、ユーラシアプレート東端とフィリピン海プレート北端の接する南海トラフのうち、特に北端部の駿河湾内に位置するトラフ。すぐ北東側には相模トラフがある。
この地域では1854年(安政元年)の安政東海地震以降、巨大地震が発生しておらず地震空白域となっている。ユーラシアプレートの下にフィリピン海プレートが常に潜り込みを続けており、駿河トラフで東海地震が発生すると考えられている。ただし、駿河トラフ部のみを震源とする巨大地震(東海地震)が過去に単独発生した形跡は、これまでのところ確認されていない