
煙霧の発生後に気温の低下によって湿度が高くなったりすると、煙霧と同時に霧やもやが発生することがある(個体の微粒子と液体の微粒子が同時に浮遊している状態)。よって、たとえ煙霧が発生していたとしても、霧が混じっている時は霧、もやが混じっているときはもやとして、それぞれ扱われる。そのため煙霧として扱われる場合には湿度が低い場合が多い。
砂嵐によって上空高くに達したちりや砂の微粒子は、遠方まで運ばれることがある。東アジアの黄砂、西アフリカのハルマッタン、北アフリカや中東のシムーンやハムシン、地中海沿岸のシロッコ・ギブリ、

湿度が低く霧や靄に分類されない霧でも、液体の微粒子が多少は含まれており、視程の低下に寄与している。そのため、例えば黄砂のかすみは、黄砂だけではなく、靄によるかすみも含まれている。