黒雲母黒雲母の標本黒雲母(biotite)は、鉱物(ケイ酸塩鉱物)の一種。金雲母と鉄雲母との中間組成の固溶体で、現在では独立した種とされない。金雲母 - KMg3AlSi3O10(OH,F)2黒雲母 - K(Mg,Fe)3AlSi3O10(OH,F)2鉄雲母 - KFe3AlSi3O10(OH,F)2その名のとおり黒い。他の雲母と同じようにへき開が一方向であるため、紙の束のように薄く一方向にのみはがれる。 火成岩のうちの酸性岩に普通に含まれる。火成岩の黒い斑点を形成するのは殆どが黒雲母または角閃石である。