
東京はPAN AM自慢の世界一周路線の寄港地であった他、1959年には初の本格大型ジェット機であるボーイング707型機を東京-サンフランシスコ線に就航させたほか、1976年にはボーイング社に特注した超長距離型のボーイング747-SP型機により世界初のニューヨーク-東京間の無着陸直行便を就航させるなど、当時のパンナムにとって日本は非常に重要な寄港地であり、収益源であった。
しかし経営不振を打開するための運転資金調達のために、1985年に太平洋路線と社員、機材をユナイテッド航空に売却し日本路線から撤退した。千代田区有楽町にあった東京支店は、1991年12月にパンナム全路線の運航が停止されるまで営業を行っていた。