バーデン・パウエル(Roberto Baden Powell de Aquino, 1937年8月6日 - 2000年9月26日)は、ブラジルの音楽家、ギター奏者、作曲家。リオデジャネイロ州のバ-レ・エ・サイで生まれる。名前はボーイスカウトの創始者、ロバート・ベーデン=パウエル卿からとられた。彼はピアニストであるフィリップ・バーデン・パウエル・ヂ・アキーノと、ギタリストのルイス・マーセル・パウエル・ヂ・アキーノの父である。
非常に技巧的なギター演奏をするギターの巨匠として知られており、特に、ヴィニシウス・ヂ・モライスとの共作であるアルバムアフロ・サンバで知られる。
19歳で作曲した「悲しみのサンバ(Samba Triste サンバ・トリスチ)」がヒットし、一躍有名となる。アントニオ・カルロス・ジョビンなど多くのボサノヴァ・アーティストたちとクラブでの共演を行っていた24歳の頃、ヴィニシウス・ヂ・モライスと出会い、その後アルバムアフロ・サンバや映画「男と女」のサウンドトラックの製作などで共作を持つ。2000年9月26日に肺炎の為にリオデジャネイロで死去。