一昨日の話ではありますが、珍しいことなのでブログのネタにしました。


オーストラリアやニュージーランドより1日近く時間が遅く、金曜を迎えるころに両国が既に週末に入ってしまうなど商取引上の弊害があったが、今回の変更で時差は数時間に縮まる。
12月29日午後11時59分(日本時間30日午後6時59分)から日付が変わる際、30日の24時間分を丸ごと“消去”し、31日午前0時とすることで「未来へタイムスリップ」(豪メディア)。日付を1日早め、日付変更線を西へまたぐ仕組みだ。
首都アピアには、新しい変更線を描いた看板が立てられ、郵便局は今月、「未来への飛躍」と記された記念切手を発売。ホテルは30日の宿泊料を徴収しないよう、システムの調整に追われた。
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111230/asi11123018290003-n1.htmより抜粋

サモアは元々日付変更線の西側だったが、1892年に東側へ移った。その結果、南方の隣国トンガとは24時間の時差があった。トゥイラエパ首相は同国の英字紙とのインタビューでこれまでの不便さを振り返り、「1週間のうち2日も損していた。こちらが金曜日でもニュージーランドは土曜日になってしまい、我々が日曜日に教会へ行っている間に、シドニーでは週明けのビジネスが始まっている」と話した。時間帯を移すことにより、時差はオーストラリア東部との間で3時間、ニュージーランドとは僅か1時間に短縮する。
ただ観光業界からは、「世界で最後の夕日が沈む国」という歌い文句が使えなくなるとの反対意見も上がった。今後は「最初の朝日が上る国」となるものの、ハネムーン客らにとっては夕日の方がロマンチックだと、業界側は主張する。首相はこれに対し、移行による利点もあると反論。飛行機でわずか1時間の米領サモアは従来の時間帯にとどまることから、誕生日や記念日を両サモアで1回ずつ、2倍楽しむことができると指摘している。

日付変更線のすぐ東側に位置する南太平洋の島国サモアが先週、線の西側の時間帯に移行し、世界で最も早く元旦を迎えた…オーストラリアなどとの時差を少なくするため、119年ぶりに日付変更線の東側から西側に移行、UTC+13となった。これにより12月29日の翌日が12月31日となった。9月最終日曜日に始まる夏時間ではUTC+14となるため、世界で最も早く元日を迎える国となった。


また中部太平洋のキリバスは、国土の東半分の日付を1995年1月1日に変更した。これにより、タイムゾーンがUTC-11とUTC-10の地域がUTC+13とUTC+14になった。これ以前は、国土が日付変更線により分かれていた。変更後、日付変更線は東へ動き、日付変更線が国土をぐるりと一周することになった。
イギリスの植民地だったキリバスは、もともとはギルバート諸島を中心とする地域、つまり日付変更線のすぐ西側にあった。1979年に独立した際、新政府はアメリカからフェニックス諸島とライン諸島を獲得し、国土が日付変更線を跨ぐことになった。公官庁が無線や電話で連絡できるのは、どちら側の公官庁も平日である4日間のみであった。日付変更線の変更後、結果として、有人島のクリスマス島を含むキリバスの最東端であるライン諸島は、地球上で最も早く2000年を迎えた。
