デンタルインプラント | スチャラカでスーダラな日々

スチャラカでスーダラな日々

故・植木等氏の御冥福に因んでkeiのスーダラな日々を紹介します。故人の映画のようにスイスイと軽妙な人生を送りたいものです☆彡

インプラントデンタルインプラントは、欠損した歯の機能を代用させる目的で顎骨に埋め込む人工的な物質。現在ではチタンが多く使われる。

インプラント体を手術的に顎骨に植えて、インプラント体表面と骨の結合を期待し6週間から6ヶ月間の治癒期間を待ち、その上に人工歯冠・上部構造をスクリュー、セメント、磁石などで装着する一連の治療をインプラント治療と呼ぶ。天然歯の状態により近い機能・形態の回復が得られることが多く、また周囲の歯を削ったり、それらに負担をかける必要がないため、インプラント治療を受ける人は近年、増加している。現在、実用に供されている人工臓器の中では、最も完成度の高いものと考えられる。

インプラント治療にはしっかりした顎骨が必要なため、歯周病、破壊的な抜歯、入れ歯の使用などで歯槽骨を喪失している人は、顎骨のほかの部分や腰などから骨を移植(自家骨移植)または、βTCPや脱灰乾燥した牛骨など(人工骨)を填入して、インプラントを埋め込む土台となる骨を構築する手術を必要とする場合が多々ある。

メリット
天然歯のように顎の骨に固定するので、比較的違和感がなく固いものを噛むことができるようになる。
隣の歯を削る必要がなく、他の歯に負担をかけない。
クラウンブリッジタイプにおいては、比較的見た目が天然歯に近い。

デメリット
歯槽骨を切削する必要があり、稀に術後の後遺症を起こすことがある。
全身疾患がある場合には治療できない場合がある。
骨から体外に直結する構造のため、天然の歯周組織と比べやや感染の危険性が高くなる。従って人工歯根を維持するためには、口腔衛生の管理と定期的な検診が必要となる。
自由診療(保険外診療)となるので、現状ではかなり多額の治療費がかかる。

インプラントの課題
骨の再生や増生は可能であるが、インプラント周囲に歯根膜を再生させることは出来ない。この歯根膜がインプラントに存在しないことが、天然歯と比べた時の大きな相違点である。歯根膜は噛む力の感知の役割を果たす感覚器でもあり、歯根膜のないインプラントは、咬合機能圧に対する反応が天然歯とは異なると報告されている。天然歯とインプラントを長期に並存させようとする場合に不具合が生じることがありうる。

インプラントは直接歯槽骨に埋め込まれるので、歯根膜のような緩衝材が存在しない。
この場合、インプラントの歯冠となる部分に緩衝材を備えて歯冠をかぶせている。