
ビエネッタは1982年にユニリーバ社の子会社であるイギリスのウォールズ・アイスクリームのグロスター工場の開発部長ケヴィン・ヒルマン(Kevin Hillman)によって開発された。オリジナルのビエネッタはベルトコンベアに載ったトレーにバニラアイスクリームをリボン状に絞り出すと同時にチョコレートの層を薄く吹き付けて作られ、アイスクリームを絞り出す速度がベルトコンベアの進行速度よりも速いためにアイスクリームがひだ状になる。また、層ごとにアイスクリームを絞り出す速度を替えてひだの厚みに変化をつけた。
ケーキのようなアイスクリームというのがセールスポイントであり、長方形のケーキのような形と大きさで売られているため、切り分けて食べるのが普通である。アイスクリームのやわらかい舌触りと冷たいチョコレートのぱりぱりした歯触りの対比が特徴。
現在、日本においてはバニラとチョコレートの2種類がある。アイスクリームに薄いチョコレートをかぶせたものが層になっており、いちばん上の層は波模様を形成している。約半分の大きさのハーフも売られている。