皆既日食シュミレーション | スチャラカでスーダラな日々

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故・植木等氏の御冥福に因んでkeiのスーダラな日々を紹介します。故人の映画のようにスイスイと軽妙な人生を送りたいものです☆彡

2010.7.11の皆既日食帯

2010年7月11日の皆既日食は、日付変更線を超えたあたりの太平洋上で皆既中の日の出を迎えます。
その後、クック諸島のマンガイア島を通過してタヒチ島の南方沖を通過します。陸地がかなり少ないのですが、ツアモツ諸島の環礁を通過します。ここまでが晴れる確率の大変高いところだと言えます。

赤道直下に近い地域での皆既日食観測は、大気の水蒸気が午後になればなるほど集まりやすくなります。午前中に皆既日食が起こるこれらの地域では、皆既中も晴れる確率が比較的良いと言えます。

2010.7.11 マンガイア島 皆既日食時の星空シュミレーション

逆に皆既帯が午後から見られる地域は、スコールが降りやすい時間帯となります。イースター島は熱帯集束帯から離れているのですが、この時期の南半球は真冬の季節となり天候不順の確率が非常に高くなります。

一番端っこに掛かっている陸地は、南米のパタゴニアです。ここも天気が保障できないほど悪く、かつ地平線近くでしか見られないので日没皆既日食観測に遠征されるのであれば、非常に悪い条件の下で曇天を覚悟して観測しなければなりません。もし晴れたら非常に素晴らしい光景が広がることは言うまでもありませんが…

2010.7.11 イースター島 皆既日食時の星空シュミレーション

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