北限の海女 | スチャラカでスーダラな日々

スチャラカでスーダラな日々

故・植木等氏の御冥福に因んでkeiのスーダラな日々を紹介します。故人の映画のようにスイスイと軽妙な人生を送りたいものです☆彡

可愛すぎる海女

北限の海女久慈市から抜粋
北限の海女が暮らす岩手県久慈市の小袖海岸。陸中海岸国立公園は1955年、東北地方の太平洋岸に指定された国立公園で、北は久慈市から南は宮城県気仙沼市まで延長約180キロにまで広がる。寒暖両流に洗われる海岸は好漁場で、沖合いはクジラ、マグロ、カジキ、カツオ、サンマ、イカ、イワシなどが水揚げされ、沿岸はアワビ、ワカメ、ウニ、ホヤなどが採れる。その他、流入河川のサケ漁も盛ん。この小袖海岸には「かつぎ」と呼ばれる、磯のウニやアワビを素潜りで採る漁法を伝承する「北限の海女」たちがいる。

北限の海女一息の潜りで採れるのはウニなら10個ほど。潜水時間は1分にも及び、深く潜れば10mを超える。7月でも三陸の海はまだ冷たく、何度も潜りヤツカリが獲物でいっぱいになる頃には体が冷えすくむ。

獲物は深いところに多く、潜りの技術が即収穫量に響く。一息の長さは、そう差の出るものではなく1分ぐらい。上手な人は腕の一掻きで2m近くも潜り、素早く浮上する。下手な人は浅い場所でしか採ることができず、逆に上手な人は深場の良いポイントで採ることができる。それでも潜っていて藻が身体に絡まり身動きができなくなったり、ヤツカリが狭い岩場に引っかかるなど危険なこともある。

海女センター海女漁の技術を伝承するために、久慈市との協力で7・8・9月は北限の海女たちの勇姿を観光客でもみることができる。観光で見せる場所はポイントとしては深く(7~8メートル)、熟練した技が無ければ潜ることはできない。
是非、数多くの方々に北限の海女の「技」と豊かな漁場に育まれた旬の「ウニ」の味を堪能していただきたい。

小袖海女センター
素潜りに使用する道具などが展示されている。店員はなんと海女さんで、潜りについて色々な話を聞くことができる。ウニの素潜り実演は、海女一人につき5,000円(要予約)

 開設日/7~9月(期間中は無休)
 営業時間/9:00~18:00
 所在地/久慈市宇部町小袖
 問い合わせ先/0194-54-2261(期間外は、久慈市商工観光課0194-52-2111へ)

海女と大あわび