
ジェリー・ヘイ(Jerry Hey)はアメリカのトランペッター、フリューゲルホーン奏者でホーン・アレンジャー、セッション・ミュージシャン。ジャズ・フュージョン界ほか、ポップ、R&B界など幅広い分野にて活躍している。グラミー賞をアレンジ部門等で5回受賞歴を持っている。
彼の音は俗に「ジェリー・ヘイ・ホーン・セッション」とも呼ばれ、非常に高い技術力と音楽性を持つ。聞き慣れた様なアレンジに聞こえるかもしれないが、彼が現代のホーン・アンサンブルの源流の一つを作っている。
キム・ハッチクロフト、ラリー・ウィリアムズ、ビル・ライヒェンバッハとともにハワイ出身の伝説的なフュージョン・バンド、シーウィンドにて表舞台に出て以来、業界随一とも言われるほどのホーン・セッション数をこなしており、シーウィンドが活動していた頃は「ザ・シーウィンド・ホーンズ」の名でセッションをこなしていた。メンバーには他にゲイリー・グラントやダン・ヒギンズがメンバーにいる。2008年現在も尚活動中であるが、ソロアルバムは確認できていない。
クインシー・ジョーンズが手がける諸作にも関わっており、マイケル・ジャクソンのモンスター・アルバム、Thrillerのホーンアレンジをしている。この他のミュージシャンは割愛するが、日本国内だと小田和正や角松敏生・河内淳一・中山美穂・松任谷由実・T-SQUARE等といったミュージシャンとも共演している。