1980年 弘前ねぷた | スチャラカでスーダラな日々

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故・植木等氏の御冥福に因んでkeiのスーダラな日々を紹介します。故人の映画のようにスイスイと軽妙な人生を送りたいものです☆彡

1980年8月に運行されたねぷたを紹介します。場所は青森県弘前市土手町です。

城東友の会・絵師 八嶋 龍仙

天狗と牛若丸(鏡絵)

常盤御前(見送り絵)

弘前市職員福利厚生会・絵師 石澤 龍峡

三国志 趙雲幼主を救うの図(鏡絵)…この絵が石澤 龍峡氏の絶筆となりました

弘前市職員福利厚生会とは、弘前市役所の職員が出すねぷたで無審査です。このねぷたが石澤龍峡絵師の絶筆となりました。見送り絵も石澤 龍峡 絵師が描かれたのですが、叔父の写真に記録がありません。

本ねぷたを描いたあとで石澤 龍峡 絵師は倒れてしまい、ねぷた運行に間に合わず帰らぬヒトとなりました。残された未完成の前ねぷたは、弟子の三浦呑龍絵師が描いて何とか運行に間に合ったようです。現在、弘前市役所のねぷたは、三浦呑龍先生が描いています。また前ねぷたは、呑龍先生の弟子にあたる川村麗巴さんが描いています。今では黒石ねぷたを中心に描いていて、殆ど一人立ちをしている絵師です。

石澤龍峡先生は、樽書き法と呼ばれる下絵を描かずに巨大な和紙に向かって一気に描き進む画法を考案しました。これは、行書体とも言えます。この画法の系譜は、三浦呑龍さん、高橋翔龍さん、八嶋龍仙さんが代表格です。中でも私は三浦呑龍さんの描いたねぷた絵が好きで、紹介する写真も半分が呑龍さんです。

がほんず若衆組・絵師 松山 多七郎

一丈青顧三嬢(鏡絵)

城南ねぷた愛好会・絵師 八嶋 龍仙

項羽の馬投げ(鏡絵)

一丈青(鏡絵)

八嶋 龍仙 絵師はあまり贔屓にしていないので、自分が撮影するようになってからはあまり撮っていません。扇ねぷた専門の絵師で、現在は城東や弘前大学のねぷたを描いています。当時は城南ねぷたにもあるように、組ねぷたもやっていました。

写真撮影は、私の叔父である青森市在住の原田氏が撮影したものです。1994年まで撮影した写真を紹介致します
。ちなみに自分が撮った写真は、(C)Keietsu Sayamaとかhttp://eclipse.star.gs/lock/とロゴが付いています。

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