



このように全ての貯金と引き出しが貯金事務センターに郵送されるので、オンライン化された郵便局では貯金の事実が分からなくなります。
その時は、手押し印字を目視確認してから手入力でオフライン印字をオンライン端末に打ち込んで処理をします。すると当該局で貯金または、引き出しが可能となります。実際にこのような処理を旅行中に訪れた郵便局で目の当たりにしています。
現在、オフラインの郵便局は簡易郵便局も含めて皆無となりました。唯一例外が、通帳を印字する機械(端末機)のカートリッジ交換の際にオフラインとなってしまいオフライン押印機が登場します。
しかし簡易郵便局以外の普通郵便局が2台以上端末機を所持しているので、このような機会も無くなりました。
当時行ってきた北海道は十勝にある広尾線沿線だった愛国と幸福にある簡易郵便局を紹介します。今から36年前の昭和61年(1986年)に訪問したので、今では両方とも簡易郵便局舎が建て替えられています。
ちなみに簡易郵便局の主務者印(証印)は、昭和61年末まで簡易郵便局受託者でした。1986年の簡易郵便局法改正によって簡易郵便局受託者が「簡易郵便局長」という呼称を用いることが可能になったため、新たに「oo簡易郵便局長(印)」が配備されました。

