
記事にリハーサルをサボり…とありますが、元々三脚で撮影するので赤道儀を使って撮影すると言う手間が要らないのです。赤道儀とは天体望遠鏡の一種で、北極星を中心に導入すると星が日周運動によって移動するスピードと同じ速さで回転するので星のブレがなくなる望遠鏡のことです。殆どの天体写真はこの赤道儀が使われています。
連載の新聞とブログの表紙は同じ写真ですが、ほとんどブレがありません。シャッタースピードを早くすると、日周運動によって地球の自転と共に移動する天体も止まったまま撮影出来るので皆既日食の撮影は三脚固定撮影でも可能なのです。つまり初心者でも撮影できる天体とも言えます。
実際は1000mmF16で感度の高いFILMを使ったので、それなりの技術を伴います。
ピントを合わせることに集中すると、このような写真が撮れると言う事です。また、ダイヤモンドリングの写真は撮るタイミングが違えばタダの光となってしまいます。ダイヤモンドリングを撮影するには、月のクレーターの谷間から漏れる光をどのように捉えて表現するのかが難しい天体現象です。


