鹿島鉄道の廃止から丸一年に近くなったので、鹿島鉄道沿線の駅を紹介します。
鹿島鉄道 営業㌔ 27.2km 全線開通 昭和4年5月16日 廃止 平成19年3月31日
鹿島鉄道の停車駅
石岡-石岡南台-東田中-玉里-新高浜-四箇村-常陸小川-小川高校下-桃浦-八木蒔-浜-玉造町-榎本-借宿前-巴川-坂戸-鉾田
鹿島鉄道の特徴
鹿島鉄道は前身の鹿島参宮鉄道が関東鉄道に吸収合併後、昭和54年4月1日に鹿島鉄道として分離独立した路線である。何度か廃止の噂が立ったが、沿線住民と会社側の経営努力で何とか今日に至った。だが、膨らむ一方の赤字と沿線に沿って伸びる道路。輸送交通機関の多様化。運行事業者を公募したものの、規格に合わず鉄道運営を断念したことで平成19年3月31日をもって廃止。4月1日から関鉄グリーンバスが代替路線として運行。
鹿島鉄道の目玉は、何と言っても昭和51年1月に夕張鉄道から譲受したキハ714形の車両。翌年5月にロングシート化され、非ワンマン車として運行された。このため乗車人数の多い休日しか運転出来ず、第二土曜日のみの運行だった。この車両、マニアの間では“夕張”の名で親しまれていた。

石岡駅 大正13年6月8日開業。平成19年1月7日訪問。
石岡駅
JR常磐線に接続しており、鹿島鉄道の起点となる駅です。列車は5番ホームから発着しています。跨線橋を渡れば、発着ホームや構内に配置された石岡機関区を一望することができます。あの“夕張”や古い車体も跨線橋から見ることができます。5番ホームだけは、平成19年3月31日に廃止されてしまいます。






平成19年3月31日で廃止となった鹿島鉄道の石岡南台~石岡駅間を撮った前面映像です。まるで石岡駅に向かって運転しているような気分になって見られますので、御乗車の方はこちらを御覧下さい。