
太陽と月と地球の順で見られるのは昼に見られる日食。太陽と地球と月の順で見られるのが夜に見られる月食です。発生の頻度は日食の方が多いのですが、中心食(皆既や金環)は地球のどこかで年に1回か2回の割合で月の影が地表に落ちる限定された地域(皆既帯)に入らないと皆既日食は見られません。それ以外は部分日食となります。太陽より月の見かけの大きさが小さいと金環日食(月が太陽を隠しきれない分だけ環状に光る太陽の光輪が見られる)となります。

右の写真を参照→
月食は地球が月を隠すので、皆既の状態が二時間余り続きます。夜であればどこからでも見られるので、2~3年に一回は日本でも見られます。ところが日食は先程の理由により、数年先でも見られないのです。皆既日食の継続時間は平均して2~3分しか続きません。また月食のように場所を変えないで見ると、平均して300~400年に一回しか起こりません。

次回の皆既日食は、むつ市で5分、弘前市で約3分近く継続します。
このように居ながらにして見られる皆既日食が生きているうちに見られないので、皆既日食が見られる場所まで遠征してその都度コロナの余韻に浸っているワケです。
皆既の終わりは、お祝いの時間。このようなすごい体験を共有すると、参加者同士の会話はいきいきとしたものになる。その時に一緒にいた仲間は、一生の友人になります。さぁ、あなたもこれから“黒い太陽にロマンを求めて”みませんか?
今まで培ってきた人生観がだいぶ変わるはずですよ!
■稀に同じ地域で見られる皆既日食
