もうずーっと前の事ですが…
私は保育士を目指して学校に進学するために、18歳で上京しました


保育士になるのは小さい頃からの夢でした。
右も左も分からないけど不安はなく…
期待と夢でワクワクしていたのを覚えています

とにかく東京へ行きたくて、親に内緒で東京にある学校を受験し、合格してから報告しました

『私、学校受かったから4月から東京に住むね』
今思えばかなりの強行突破でした(笑)
でも、その時の私はキラキラした未来しか見えてなかったのです

なので驚いてる両親をよそに私の胸は大いに高なっていました

『念願の東京で一人暮らしだ
』…と思いきや、やはり親は一枚上手でどこからか学校の寮を探し出してきたのです。
『一人暮らしは危ないからね』
当時のスポンサーである親には逆らえず、寮に入居が決定しました

出だしは想像とちょっと違ったけど、それでも嬉しくて嬉しくて仕方がありませんでした

それからは、あれよあれよという間に高校を卒業し、いよいよ引っ越しの日がきました。
荷物の搬入を終え、親とこれからお世話になる寮母さん達へご挨拶に行き、その日はそのまま一緒に実家へ帰りました。
そして実家で家族水入らずの一晩を過ごし、
『明日から東京だあ
』なんてノンキなことを言う娘をニコニコしながら見ている両親。
今思えば、見送る側は本当に寂しかったろうなあと切なくなります。
翌日、母親に駅まで車で送ってもらいました

車の中で母親はしきりに、
『ちゃんとご飯食べるのよ。』
『休みの日は帰ってきてね。』
と私に話しかけていました。
なんだか私は急に寂しくなり、泣きそうになったので母親の顔を見れずに、窓の外を見ながら、
『うん、うん。』
と答えました。
駅に着き、車から降りて、
『じゃあ、いってきます!』
その時、初めて母親の顔を見ました。
目を赤くして涙をこらえてるお母さん。
『ああ…私、
巣立つんだ』と実感した瞬間でした。
泣くのは嫌だったので、
『いってきます。』
ともう一度言って、急いで駅の階段を登りました。
最後、チラっと振り返ると母親はまだ見送っていました。
電車に乗った瞬間、人目も気にせずにボロボロ泣いたのを覚えています。
人の別れは幾つになっても寂しいけど、親が巣立つ子を見送る時っていうのは、また別の感情なんだろうなあと思います。
その答えは、私がいつか親になり、見送る側になった時に初めてわかるんだろうなあって。
そして、このBlogを書きながら、当時の鮮明な記憶と感情が蘇り、一瞬、その時に戻ってみたり…
なにはともあれ、そんな両親に感謝しつつ、私の東京LIFEがスタートしたのです
