今回は2022年の農業全体を反省しておきたいと
思います。

 

2022年の農業技術の反省は、
●深耕と浅耕

●水やりの加減の重要性

 

の2点の反省でした。

 

5年もやって反省する内容ではないですが、
誰も教えてくれないので、
結局、自分で農業するしかないのです。

 

役場も、農協も、県の農業支援センターも、
言うことはみんなバラバラで、
農業の学校の人も言うことバラバラです。

 

オクラと水やり

 

たとえば、
オクラには水が必要だ
という助言と、
オクラには水が要らない
という相反する助言がありました。

 

今までどちらを信じたらいいんだろうと思っていました。
2020年のオクラ栽培では、

8月の猛暑と乾きでオクラが枯れてしまっていたので、
適度に水が必要なのは学んでいました。

 

そこで、2022年の今年も、
オクラ栽培で夏場、あまり雨が降らなかったので、
水をたっぷり与えた訳です。

 

そうすると、根腐れを起こして
オクラはあまり良くなくなってしまいました。

 

今年感じたのは、オクラ栽培では、
水はチョロチョロ程度で十分だと感じました。

常にチョロチョロっと水を流す程度で、
いいんだなぁと思いました。

 

なので、オクラの水やりはオクラが幼木の頃から必要で、
トンネル栽培をしていても、塩害が出ることがありました。

 

肥料の効きが悪い理由

肥料があまり効いて来なかったのです。
今年、原因がようやくわかりました。
 
まず、土壌の物理性が悪いこと。ですね。
土壌の物理性が悪いのは、
数年前からわかっていましたが、
改善方法がわからずにいました。
 
今回言っている、土壌の物理性は、
堆肥投入等の話ではないのです。
水はけは良くなっているので、
最初の頃に比べて飛躍的によくなりました。
 
最初は1週間ぐらい雨が降ると圃場が乾きませんでしたが、
今では雨が降った次の日には圃場には入れ、
2日後なら確実に圃場がひける状態になりました。
 
これは堆肥の投入と圃場の深耕のおかげなのです。
 
堆肥投入で、土壌の物質の粒子が大きくなり、
あまり土と土がくっつかなくなりました。
深耕のおかげで、圃場の底の水はけがだいぶよくなりました。
 
問題はまだ完全によい圃場ではないので、
トラクターで耕耘して、数ヶ月するとカチカチの物理性に戻ってしまうのですね。
 
まぁ、籾殻堆肥や牛ふん堆肥を入れることでも改善はされますし、
むしろやったほうがいいのですが、、、
 

深耕と浅耕

僕はトラクターのひき方は習っていましたが、
耕耘の詳細については全く知りませんでした。
 
なので、深く耕せば物理性は改善されると
信じていました。
 
しかし、実際はと言うと、
深く耕すと物理性はたしかに改善されるものの、
以下のデメリットが存在しました。
 
  • 深く耕しているため、土の体積が多く細かく耕すことができない
  • 肥料が底の方がまで沈んでしまう
結果的に表面の粒子が荒いため、数ヶ月すると表面が硬くなり、
肥料が底の方に沈んでいるため、肥料が底まで拡散しているため、
表面の肥料濃度が薄くなっていて、野菜がまともに育たない。
ということを今年ようやく発見しました。
 
やっと成功へ光が今年1年で見えました。
まさに今年は農業に関しては底だったと感じます。
 
来年からは今までの反省を通じて、
もう一通りの失敗はしたかなぁと思ったので、
消費者金融でお金を借りて、
一大勝負したいと思っています。
 
消費者金融は年利18%前後なので、
50万円借りても1年に利子は8万円前後しか付きません。
 
それならば、3ヶ月程度で肥料と種苗と資材代分借りてきて、
返したほうが農業の売上だけで十分、借りてきても
返せる金額だと計算できました。
 
ホウレンソウはだいたい3ヶ月で、
売上は慣行栽培の場合は30万円/反が目安です。
 
しかし、博打と書いているのは、
安全思考ならホウレンソウ1反とジャガイモとオクラだけで、
満足すれば、安全性は高いのですが、
新しくニンジンとダイコンも試してみたいと思っています。
 
防虫ネットはもちろんつけた上での挑戦になりますが、
虎穴に入らずんば虎子を得ずですよね。
(まだ寅年なのに卯がキャラ立ちしてて可愛そうなので)
生活費も合わせての挑戦ですが、
上記の作物はニンジン以外は比較的簡単な種類なので、
今回こそは成功するのでは?
と予測しています。
 
ミネラルは底に沈んでいるため、、
十分にあるはずなので、
窒素肥料を重点的に与えておく予定です。
ミネラル先行窒素は後回しの法則と習いましたが、
窒素が効かないことには成長しません。
 
一かバチかの大勝負に出たので、
成功したら儲けは総取りになります。
 
結局、世の中、リスクを取った人がお金もちになっていて、
安定志向を志した人は低く安く定まっているのだと感じますよ。
 
これからどうなるかこうご期待

最近、農園主は、
過労で体調が悪化中です。

 

一度壊れた人間は、
すぐ働きすぎるとぶっ壊れますね。

 

体にヒビが入ったのを、
テープでつなぎ合わせて頑張ってるだけですからね。
もろいんです。

 

さてさて、
そんなゆっくりしている中で、
久松達央さんの最新刊
「農家はもっと減っていい」を
少しずつ読んでいます。

 

地元の図書館に無理を言って
取り寄せてもらいました。

 

1章2章は、私が学生の頃からうすうす感じていた
農家多すぎ問題は感じていたので、
ほぼ読み飛ばしました。

 

日本は先進国の中でも、
農家比率が高すぎることを、
学生時代から感じており、
政策討論の授業でも

つい「農家をもっと減らせば良い」と、
口走ってしまい、投票ではあまり賛同を得られませんでしたが、
だいたい学生時代に感じていたことを書いています。

 

3章から読んだ感想では、

消費者が選んでくれる農園にならないといけないのです。
 

だから、有機農業というのも、
1つの解答であって、
全員が全員目指す方向ではないと感じています。

 

有機農業だけでも、日本だとおそらくほぼ自給率とれるんですけど。
まぁ、構造的に日本は小麦や大豆、トウモロコシ、牧草、油脂などを、
海外に依存しているのが問題なだけで、
野菜や果樹はほぼ自給率100%です。

 

輸出が増えない限りは、
農家多すぎ問題が出てきてしまいます。

 

輸出が増えて、
野菜自給率が200%とかになれば、
また、話は全然違うんですけれど。

 

結局、農業も誰に売るのかを明確にして、
誰に売らないかを決めないとダメということです。

 

市場相手に販売するなら、市場規格に沿ったものを作ることが必要だし、
特定の店相手に販売するならその客層にあった商品を提供するだけ。

 

それは農園のコンセプトやビジョンに沿った商品を作って、
コンセプトやビジョンに適合したスタッフを雇い、
野菜をターゲットの客層や自分の農園のビジョンだと市場にどんな隙間があるかセグメントで判断し、
ポジショニングを決めて、その顧客層に販売することが大事ということを
思い出させてくれました。

 

で、結局、
その農園にいかに愛着をもってもらえるかが大事で、
SNSで他人の悪口や批判をしても、
そんなのを客観的に見てどうですか?
って言いたくなることがあります。

 

赤ちゃんアイコンなのに、
暴言はいてる農家さんとかいますが、
少なくとも私はそのこと知ったら買いたくないですね。

 

結局、自分のお野菜がどんな野菜ユーザーさんのニーズに適合して、
その人たちにリピートして買っていただくかというのが、
大事だと感じています。

 

少なくてもいいんです。
この広い地球で80億人の人口がいるなかで、
1000人顧客がいれば、3000円毎月払ってもらえたら、
300万円/月の売上になります。

 

それだけで十分だと思いませんか?

 

高付加価値化

有機農業

なども1つの勝ち筋でしょう。

 

でも、自分の農園のお客さんが
それを求めているのかという点が大事で、
甘い野菜が好きなのか?
健康的な野菜が好きなのか?
千差万別でしょう・

 

中には野菜なんて安ければなんでもいいというお客さんもいることでしょう。

 

どの選択肢を提示するのか?
が我々農園が提供する1つ1つの可能性のように感じました。

 

農業にポテンシャルがあるというのは、
こういうマーケティング的な感覚がほぼ投入されていないからで、
別に大規模農業がいいとか、有機農業がいいとかいう訳じゃないでしょう。

艱難辛苦汝を玉にすという言葉を信じるしかない1年でした。

 

結局、農業のことを全く知らないズブの素人の仲卸業者の人の言う事を信じたばっかりに、
オクラもめちゃくちゃになり、今年は過去5年で最低最悪の売上に減りました。

 

オクラにはたしかに水は必要です。
去年、1ヶ月ぐらい雨が降らずオクラが枯れたこともありました。

 

入水口がない圃場でどうすることもない圃場でした。

 

今年は仲卸業者の人の言う事を聞いたばっかりに、
作業が夏場に重なる作目ばかり作らされ、
労力が回らず、結果的に全く儲かりませんでした。

 

オクラは水が必要ですが、
そこまでじゃぶじゃぶは水は必要ありません。

 

ちょろちょろ与える程度で十分です。
ナスのように畝間潅水する必要はありません。

 

結果的にそのズブの素人の人の言う事を聞いたばっかりに、
オクラが根腐れしてしまい、
オクラは腐ってしまいました。

 

さらに、畑貸し出すことになってしまい、
肥料をアホみたいにやって、
畑が不毛地帯にならないか不安です。

 

肥料をやれば野菜は取れると思ってるみたいですが、
私の経験上肥料をやれば野菜は収穫できる訳じゃないです。

 

水も温度も必要だからです。
今年は10月以降に野菜をまいても育たないでしょう。
すくなくともうちはそうです。

 

今までも10月以降の播種は調べましたがほとんどないので、

基本的に9月末までに植えられる野菜しか植えてきませんでした。

 

で、口車に乗せられて、まるで私のほうが悪いみたいになってますが、
こちらは重労働をやってる中で、
人の管理をやるような余裕もありませんでした。

人雇えと言われて、タダの人材をよこされましたが、
そんな毎日連絡せなあかん人は必要ありません。

 

結局、私は今年の七月前後でまた体調を崩してしまい、
オクラの収穫はほぼ父に任せっきりになりました。

 

食べチョクの対応もほぼできずじまいに終わり、
多くの人に迷惑をかけた1年となりました。

 

いやはや。なんとも言えないです。

 

結局、自分の農業もできず、
150万円の借金を背負わされてしまいました。

もともと就職できないから始めた農業でしたが、
卸売業者という嘘ばっかり言う人に今年も騙されて
今年の農業は幕を閉じました。

 

しかも、その人、うちのオクラを自分名義で出してる疑惑も拭えません。
出荷量自体は例年の半分程度でしたが、
売上は例年の1/4ぐらいになっていまして、

可能性があるのは変な出荷先に出して売上を落としているか、
売上をちょろまかして名義を変えて出している可能性があるの2つです。

 

栽培方法だけではなく、
販売もできない人に自分の商品を任せたのだと思うと
泣くに泣けないです。

 

とりあえず3年かけて借金の150万円の
返済をしなければという思いで、

農業はほどほどに、
インターネット活動で地道に稼ぐしかないなぁと。
バイトも希望したのですが、
なぜかだいたい断られますので、
自分で稼ぐしかないので、
インターネットの収益などで8万円/月あるので、
生活費を抜くと3年はかかるなぁと。

 

父はその間に死ぬかもしれないと、
考えています。

 

地道にコツコツ。

 

私が生きていくには、
それしかありません。

もともと中学時代から美波町では仕事が少ないのを

すごくすごく危惧していました。

ここ5年で7000人から6000人にまで人口が減りました。

 

東北の大震災の影響で津波津波と脅すからだーとの声もありますが、
鎌倉や湘南の方や九十九里浜の方ではコロナで移住者が増えているとの声もあり、

津波のせいにしてはいけないと思います。

 

実際、我が家も津波が来ないことと予測図ではなっています。

 

はっきり言うとそれらの街に比べて、仕事が少ないか、
魅力をうまく発信できてないか、暮らしにくいか、じゃないでしょうか。

 

仕事といっても大卒の仕事はサテライトオフィスの誘致で増えたのかもしれません。

しかし、高卒水準の仕事は少ないのが現状です。

しかもほとんどが介護職や土木関係ばかりで、求人に偏りがあります。

 

おこがましいですが、

ちょっとでも仕事を作って地元に貢献できればいいなと昔から夢見てきましたが、
先の記事で触れた仲買人さんのおかげで、
実現しそうです。

 

本当に嬉しいです。

 

まぁ、前も一時期、働きに来てもらってた時期もあるのですが、

しっかりと整ってきた感じはあります。

 

以前、趣味程度に自由な雇用契約書を作っていたのですが、
雇用契約書もしっかり作り込んだほうが良さそうです。

 

「自由な職場」というのが少しキーワードになるかもしれませんが、
人を多く雇って短い時間だけ働いてもらおうかと

まず今のところ考えています。

 

で、早くて丁寧な人などしっかり評価するところは評価して、

ちょっとした楽園みたいな職場を作っていこうと考えています。

 

色んな人に捨てられたり、色んな使われ方されたり、色んな人に助けられたりして、
今の自分があるんだなーと改めて思う日々です。

こんな夜中に失礼します。

ずーっと苦しんでいた農業ですが、
ここで明るい一筋の光が見えてきました。

 

まだまだ暗中模索状態ですが、
それでも天に昇る糸を掴みとるかのように、
最近明るい兆しがあります。

 

近隣の仲買人さんとタッグを組む事となりました。

栽培技術にまだ不安がある中、ありがたかったです。

(栽培技術に関しては多分、死ぬまで確信を持つことはできないかとは思いますが、)

 

今、現在、菜の花を20a超、ほうれん草を10aぐらいと大根を少し植えています。

 

今まではほぼほぼ消費者さんに買ってもらっていましたが、
今回からは契約先の会社に販売することがメインとなります。

 

ちょっとワクワクしています。

借金も若干ありますが、
コロナ対策のお金で多分、完済できると思います。

 

もともと信長の野望とかが好きで、
大志で言うところの「領地保全」ぐらいの凡庸な人間だったのですが、

「領土拡大」ぐらいにはランクアップしたかなーと思います。

凡人からは出てませんが

 

病気の方もオリンピックが終わったからか、
だいぶ良くなってきました。

もともと鬱っぽい症状の方が大きく、
朝は弱く、ご覧のように夜までやる農家でしたが、

状況が変わってきたと思います。

 

最近は積極的に仕事していますが、

事実上の下請け業者みたくなってますが、
それでも、稼がしてくれると名言してるので、

最近はランラン気分で農業してます。

 

有機農業ではないですが、
今のところほうれん草は無農薬ですし、

多分、慣行栽培の基準ともまた違う水準の農業してると思います。

 

最近は楽しいです!!

 

また時が来れば人を再度雇おうと思います。