家族って夫婦って、こうあるべきなのね…というのを映画で教わることが出来るんだ!と確信出来た作品。貧しくなって、食べるものも電気も暖房もなくなって倒れてしまった息子を手放してしまうのですが、お父さんは「どんなことがあってもお前を外には出さないと約束した。必ず戻す」と言って本当に手元に戻しました…約束を守るお父さんの姿に感動 「チャンピオンなった目的は、ミルクを買うため」と断言したのはジョークではなく真実。家庭の中のシンデレラマンは、多くの人のヒーロー=「夢」になったのですね。愛と勇気を与えられる、本来の映画の役目とめぐが思う、まさにそんな映画でした
先の『主人公は僕だった』のダスティンホフマンつながりで、「レインマン」がどうしても見たくなり、DVDで観ました。自閉症の兄を見事に演じていて素晴らしい・・・しかも愛らしい。この主人公ふたりの兄弟愛に感動しない人はいないでしょう。でもそれにしても、主演(らしき)女性がおざなりな描き方で気の毒でした。映画「デブラウィンガーを探して」で女優たちの発言する本音のひとつに「トムクルーズの相手役」というステイタスは、中身のない役柄に屈することと同等・・のような事を繰り返し言っていましたが、まさにそう。何故突発的に彼の元を出て行くのか?自閉症の兄に何故エレベーターの中で突然キスするのか?など、物語のご都合に合わせ過ぎで、彼女の心の動きがわからない。この役作りは難しい、というか不可能に近いかも。こういう役をやらざるを得ない場合、私はどうやって演じようか・・なんて考えてしまった一日でした。
ラストシーンがとにかくよかった まさかこうなるなんて…。主人公たちの俳優は勿論、ダスティンホフマンやエマトンプソンも大好きな俳優。エマトンプソンは「めぐのバイブル」と呼んでいる映画のひとつ、『CHICAGO』でビッグママを演じています。バイブルはしょちゅう見るので、彼女が華麗なスーツ姿で登場した時、思わず口笛を吹いちゃった(めぐは、映画館で黙っておとなしくみていられない性質デス) ダスティンホフマンも、1カット1カット、その都度細かいお芝居をしていて、何かする事で感情を表現するのがお得意の様子。しっかりその「芝居心」を盗みながら凝視しちゃいました。これから見る方に申し訳ないから内容は内緒ですが、こういうラブリーなラストは大好き この映画みたいなハッピーな映画がふえます様に