来ないと思ったかい?
残念、メガンテだよ
今日もまたヘリの中からの挨拶さ
ふふっ
そう、二度目さ
とか言って別にタイムリープやタイムパラドックスが起きたわけでもないし
別の世界線へ行ってしまったわけではない
そう、我々は伝説の地を探しているのさ!
……………自分で言っててアホらしくなってきた!
シズクはずっとドヤ顔だし
ユーコさんはずっとキサナドについて嬉々として語り続けてるし
正直帰ってしまいたいくらいだ
シズク「どうしたのメガンテ君?表情がすぐれないようだけど、別に怖いなら帰ってもいいのよ?その場合徒歩で帰ってもらうし3000キャリは置いていってもらうわよ?」ニッコリ
怖ぇよ!
どうして心の声が聞こえてるのん!?
なんなの?サトラレなの?
ってか3000キャリはしっかりと搾取するんですね……流石っす姐さん…
メガンテ「帰らねぇよ、ってかめっちゃ元気だし、なんなら勇気りんりん意気揚々でポケナビ持って出かけるまである」
ユーコ「やっぱり私はルビー派ですね」
メガンテ「あの辺が1番面白かったよな、俺はエメラルド派だけどな」
シズク「私はサファイアね」
最近は数が多過ぎて覚えられんしな…
夢はでっかく151とか言ってた頃が懐かしいよ
そういやなんでルビーとサファイアなんだろな、全く関係ないのに
今なんて白かったり黒かったり
xとyが出た時は勘弁してほしかったね、俺の数学の点数を甘く見てはいけない!(白目)
シズク「まぁ余談はともかく、ふたご山が見えてきたわよ、あと、3000キャリは後でキッチリ頂くわよ」
メガンテ「しつけぇよ……言われなくても払うっつーの、ってかまだ決まったわけじゃないし」
お前は取り立て屋か!
ユーコ「なんか………すっごい仲が良いんですね!」
メガンテ「はぁ?何言ってんだユーコさん、どう見ても俺が搾取されてるだけだろ」
ユーコ「なんか、遠慮しないでちょっと黒い冗談も言い合えるって感じですごい羨ましいです!」
冗談じゃないんだよなぁ(白目)
まぁ、遠慮は別にしてないし、されてもいないと思う。
ついでに配慮もされてないがな
やだ!?ウチの助手怖すぎィ!?
メガンテ「まぁ…なんだ……こんなブラックジョークなんて無くても仲がいい奴は仲がいいぞ、俺たちみたいに面倒くさくなる必要は皆無だ」
ユーコさんは自分の好きなことに関しては手がつけられなくなるくらい饒舌だが、基本的には話のわかるいい人だからな
良い人には良い友達がよく似合ってる
メガンテ「ただ!俺とシズクが仲良しこよしだと思っている点は間違っている!ユーコさんが俺たちの事を仲良しこよしだと思っているなら………まずはその幻想をぶち壊す!」
シズク「ちょっと良いことを言ったかと思ったらこれだものね………」
メガンテ「いいか、ホントに仲良く無いぞ、昔なんて学校遅刻しただけで罵倒と氷漬けのセットをかましてきたからな!?どうせセットくれるならスマイルも欲しかったわ………」
シズク「あの時はあなたがごちゃごちゃ言い訳してたから凍らせたのよ」
メガンテ「うるせー!重役出勤なんだよ!いずれ大物になるから遅くても怒られないの!ヒーローだって遅れてやってくるだろ?」
シズク「またそんなこと言ってると凍らせるわよ?」
ユーコ「やっぱり仲いいなぁ……」
この子話聞いてたのかしら……
シズク「それにしてもずいぶん昔の事を覚えているのねメガンテ君、もう一度凍らされたいのかしら?」
メガンテ「なんで覚えてるだけで凍らされるんだよ!怖え……怖えぇよ……あと怖い…」
ユーコ「まぁまぁ!ほら!到着しましたよ!探索しましょう!」
うーむ
霧が濃いな
こんな日は殺人事件が起きたりシャドウが出たりマヨナカなテレビでうんぬんかんぬんゲフンゲフン
シズク「これじゃキサナドがあってもわからないわね……」
ユーコ「うーん、出直しですかね……」
『こっちです………』
メガンテ「ん?シズクなんか言ったか?」
シズク「私はなにも言ってないわ」
まーたこのパターンか………
メガンテ「おーい幽霊さーん!居るんだろー!どこだー!」
シズク「慣れって怖いわね」
メガンテ「俺は目で見たこと無い物は信じない、逆に言えば、1度目で見たから幽霊は信じることにした」
シズク「それは良いのか悪いのか…」
ユーコ「ゆ、ゆゆ、幽霊ですか!?」
メガンテ「あぁ、ガイコツと知り合いだ」
ユーコ「が、ガイコツ……」
ユーコがヒィィと戦慄いている
そういやどうやって動いてるんだろな、あれ
………恐らく一生の謎
『こっちにいらっしゃい………』
シズク「…光が見えてきたわね」
メガンテ「大した歓迎じゃないか、これで俺の3000キャリは守られたな、美味しいコーヒー待ってるぞ」
シズク「………まぁいいわ、帰りに缶コーヒーでも買って帰るわ」
えー………
せっかく豆あるのに……
ユーコ「ほら!何か見えてきましたよ!」
パアァアァァァ
見渡すとそこは
水に囲まれた豊かな土地
あたりに漂う甘い桃の香り
空を舞う天女のような人達
ユーコ「なんて綺麗な所なのかしら……」
シズク「……確かに、あったわね、キサナド」
メガンテ「うむ、ロマンと希望に溢れている、しかし財宝の匂いはしないな、美味しそうな桃の匂いならするけどな!」
ユーコ「それでは!調査開始です!まずは住人のかたから情報収集です!」
メガンテ「おいおい、あんまり急ぐと転ぶぞー」
ユーコ「ぎゃふん!」ドテ
メガンテ「言わんこっちゃない…」
シズク「焦る必要はないわ、ゆっくり行きましょ」
俺たちはまだ冷めやらぬ興奮を抑え、のん気に歩き始めるのだった
これから起こる奇々怪々な出来事を知る由もなく…………
続く………かも