Corpus/ou altération en même temps... -12ページ目

Corpus/ou altération en même temps...

モデル水埜帆乃香ちゃんを応援しています。       




「残抗」





―おいでviens、、、


乱暴な呼びかけ。


それももう4度目。


もはや返事はない。


完全に姿を隠してretraitしまった。


日付けの中へ、


名の中へ。




―おいでviens、、、


―いいからおいで、、、




彼女を強引に召喚citerしては


切り裂くcite


切り裂くcite


切り捨てる=引用するciter。


物語récit。


それはシテciteにも似た幽閉空間。




―おいでviens、、、


―はいoui、、、


―いい子だ。


―ところで誰だ?お前は。


tourを重ねるたび


彼女は全く違ったものtout autreとして姿を現す。


名を殺すために。


すなわち、名を救うために。




―おいでviens、、、


―はいoui、、、


―さあ、語りなさい。お前について。


―はいoui、、、


―さあ、語りなさい。お前の見たものを。


―はいoui、、、


―さあ。早く。


―はいoui、、、はいoui、、、














「残り火」2014.3.11








もう一度舟へ。


あの子午線を再び踏み越えんがために、海へ。


これでもう三度目、三回目、三周目の航海。


切り落とされた頭capはすでに挿げ替えられ、


岬capの示す光の指針capは


首都capitaleへ、資本へcapital、


まばゆいばかりの中心centreへ。


「復-興Re-naissance」の闇が<災厄のエクリチュール>を覆い隠す。


再び訪れた世界の夜Weltnacht。


反復、だが同じではない。


わずかな影すらも焼き尽くすbrûle toutほどの光量の中に産み落とされた一点の翳り。


一人の手品師が徘徊している。


出来事Ereignisから生起Ereignisした亡霊にも似た手品師。


彼/彼女に向かって両の掌を差し出したなら


たちどころにこぼれんばかりの無数の言葉=言葉の埃une poussère de motsが現れる。


それはまさしく灰そのもの。


中心centreを灰cendreへと変える世紀のマジック。


視界を塞ぐ引用符を取り除き、記憶の痕跡への接続符をかける。


かろうじて抵抗している残り火feuを天に掲げたなら


今は亡きfeuへの小さな祈りをささげよう。


全焼Holocaustの光を回避するための別の光、迎え火contre-feuxへの萌芽として。















「灰の花」2013.3.11





ひとつのものと、無限なるものUnendlich


ある時、ある瞬間にそれらは無化されたvernichtung。


失われた日常Alltagkichkeit。


言葉は影だけを残す。


いたこと―。


以前と以後とに切り裂かれた生。


此岸と彼岸とに切り裂かれた記憶。


―いなかったこと。


目は何も映さず、耳は何も聞き入れず、匂いはもはや届かない。


神経は失われた。


そして立ち尽くす、誰のためでもなく、何のためでもなくfür niemand und nichts。


世界に対する聾唖の経験。


夜、全き闇、そして開かれLichtung。


その中で二人は抱き合う。


目をつむって、口いっぱいに沈黙を含んで。


そして呼吸をしよう。


少しずつ、少しずつ、私ichを回収するようにichen。


光Lichtの到来を待ちながら。