ピストンと圧縮の話
何台もやってこないとなかなか分からない話だと思います
組んでる時にこのエンジンはどうなるかって考えて色々な組み合わせでやりますが
パーツをたくさん集めてあるから安く出来る訳で
皆さんがやるには買ってきたパーツで組むしかない
しかし組むときにヘッドやカム、ガスケットなどで色々と変えることが出来ます
ハイオク当たり前の昔だとこのハイコンプ
この後に頭を少し平らにしたのが出ます
88でレギュラーヘッド
圧縮13~13.5
ロンクラでは15キロ
1枚クラッチではキックが滑ります
レギュラーヘッドは15000円はします
6ボルト50ヘッドで組めるのが昔のSステージ
確か13キロくらいありました
昨日のピストンはこれより頭がかなり低かったから圧縮も低い
メタルガスケットにしてみますが
圧縮10キロいくかどうか
今ではノーマルヘッドピストン売ってないから困るのです
3.1だからハイト12
この時代からは専用ヘッドピストンとなります
しかし武川ヘッド高くて買えないからレギュラーヘッドを合わせます
高さとしてはミドルコンプ
ここまで低いとロンクラのピストンですね
88で使うなら6ボルト50ヘッドにスキッシュ掘れば良い
ガスケットは1.2
DOHCピストンですが圧縮についてはフラットは52クランク以上
しかし二枚クラッチでもキックが滑ってしまいました
そこで
ローコンプ
ノーマルのゴミへで適正な圧縮にするにはローコンプじゃないと
これで圧縮12~13
もっと凹んでるのもあります
ハイト17だからロンクラで使うとピストンが2.5下がりますからレギュラーヘッド以外で圧縮調整出来るし
バルブ当たらないから過激なカム組めます
ロンクラとしてのローコンプピストンはあまり無いはず
ハイト17ばかりですがピストン下がるから50ヘッド使えるメリットもあります
今回自分の52クランクエンジンもミドルコンプなのですが
シリンダーがガリガリになってたので困ってます
ハイコンプピストンでは圧縮14越えてしまう
アウター加工して点火タイミング進めてあるから真夏の新潟ツーリングだとピストン溶けてしまう
レギュラーヘッドやめて
フラットかローコンプにして6ボルト50ヘッドにするならピストンたくさんあります
117~119cc
もしくは124なのに6ボルト50ヘッドってのはエンジンそれなりに詳しい人なら疑問に思う組み合わせ
しかしロンクラピストンはハイト18~19.5なので6ボルト、12ボルトどちらのピストンでもガスケットで調整出来てしまうのです
124で一次クラッチってのもトルク落としたくないからです
二次クラッチにしたら124でもスタートトルクは88並みでしかないのです
アクセル開けたらウイリー
セカンドでも上がる
サード発進もできてしまう
このくらいのトルクが欲しいのです
これもミドルですね
オイルリターンホールに段つきあるからメタルガスケットの穴に注意
ノーマルシリンダー高さは63って書いてますが
実は62.3~62.6くらい
ボアアップシリンダーは63~64
付属してくるガスケットとピストンハイト、ハイコンプかどうかで色々な組み合わせがあります
シリンダーハイト69~70
ロンクラ買うときにシリンダーハイトどちらかを見抜いて買わないと大変なことになります
カムチェーンを84リンク
ロングスタッド
こんなのは簡単ですが
ハイト69~70のボアアップシリンダーはケースボーリングしないとならないのが多いのです
1円スタートで2000円ほどで買えますがスカートが厚い
武川やキタコのでもストロークあるからスカート長くてケースの奥を掘らないとならない
リューターやベルサンとかは色々揃えると一万越えてしまいます
本来はロンクラで使わないのをロンクラで使うのは大変なんです
左はゴミへ
右はレギュラーヘッド
ローコンプに6ボルト50ヘッドは圧縮8.5しか無くてウルトラカムからスタンダードに
これで圧縮9
まだ低いからJKカムにしたら9.5
したら15000も回ってしまいました
これに半年間地獄のキャブセッティングとなりました
圧縮と点火タイミングはかなり極めましたね
今回ロンクラでやるにはコンロッドをカットして伸ばしてまた溶接するのが一番簡単かも
スカットなのにケースボーリングしたくないのです
ハイト17だからこそコンロッドを伸ばせるのはラッキーでしたね
前に作ったロンクラはダックス70シリンダーとピストンで見た目ノーマルやりたくて
ハイト63シリンダー
ハイト20ピストン
コンロッドをカットして短くして溶接したんです
ピストンを0.5シリンダーから出してガスケットてで圧縮アップ
ピストンスカートがクランクに当たるから10ミリほどカット
圧縮10キロ
スタンダードカム
これで16500も回ったのです
ピストンの抵抗は大きいので余計なとこはベルサンで削ってシリンダーに当たらないようにしています
クランクは昔のエンジンやスポーティーモデルほど大きく
ビジネスモデルほど小さい
ここでは回転慣性力仕事を使ったトルクあるエンジンが好きなので軽量化は反対します
ゴミへはパーツが軽いから回ります
6ボルト50もですね
速くて回るエンジンやるには
圧縮そこそこで点火タイミングと火花を強くして
キャブセッティングとマフラーに時間を費やすことです