令和7年2月議会(新年度予算)終了 | 桑原一憲のブログ

桑原一憲のブログ

新潟県五泉市の市議会議員の政治活動から日常まで様々な話題で書いていこうと思います

五泉市議会令和7年2月定例会が終了し、一般会計253億7千万円を含む新年度当初予算418億3760万1千円が可決成立いたしました。

 

私は請願2件(反対多数で不採択)と条例改正1件に反対(賛成多数で可決)、その他の議案に賛成(賛成多数で可決)しました。また、議員発議1件を提出(全会一致で決議)、また一般質問2件や総括質疑、総務文教常任委員会の審査を通して、市民の皆様に予算がより効果的に執行されるよう様々な意見を申し述べました。

 

新年度予算一般会計では、一般質問や委員会審査、最終日討論でも申し述べました体育施設マネジメントについて、総合会館大ホールの雨漏りが想定外に進行した事から、2年前倒しで新年度予算に大規模改修の実施設計委託料594万円を計上しました。大ホール改修を優先した事により、新年度予定されていた中ホール大規模改修及びアーバンスポーツ施設整備計画は一時休止する事になりました。

大ホールを最優先する方針には賛同し、中ホールについては、必要最小限の予算の中で出来る限り長期利用できるよう努める。また、アーバンスポーツ施設については、当初掲げられた交流人口拡大に繋げる目的を路線変更して、プールについては温水で通年利用できる施設を
①市民の健康と福祉の増進、
➁学校プールを将来的に廃止し、水泳授業の受け皿とする、
③子供からお年寄りまで活気ある市民の交流、世代間交流の場として、
市民のための施設とする目的での整備を要望しました。

立地についても以前から求めてきたように、五泉市既存施設などを有効活用したエリアマネジメントによる地域活性化につながる候補地を早期に決定すべきであり、アーバンスポーツ部分に関しては、地域資源である既存施設や五泉市の自然も活用して、資金を掛けなくても出来る魅力を創出し、広げていくべきであるとの考えを申し述べました。

 

また、市内複数施設で雨漏りがあり順次対応中ですが、第3次総合計画策定にあたって、その様な施設について総点検実施の必要性を含め計画的な管理を要望しました。

 

新規事業では、ごども家庭センター新設に合わせた保健センターの大規模改修、日枝神社と隣接する児童遊園のトイレ改築費が計上されました。

どちらも利用者数・満足度向上に繋がるデザインにも配慮頂く様要望しました。

 

村松公園について、ふるさと会館を一体としたパークPFIを見据えたプレサウンディング調査が行われます。結果的にPFIが出来なくてもより良い整備に繋がる事を期待します。

 

以前一般質問で要望した、特定創業支等事業計画の認定を受け、これを活用した新規事業「創業塾」が開催されます。
五泉市の地域経済は疲弊し、事業者の高齢化も進んでいますが、第三者承継による起業もこの制度の対象になり、金融機関や商工団体と連携して新しい活力のバックアップをお願いしました。

 

最後に、議員報酬等に関する条例改正に対して反対した件です。

委員会では一旦賛成しましたが、本会議で反対をしました。

表決が異なる事について本会議場の討論をそのまま掲載します。

 

「物価高騰などの社会情勢に合わせて議員報酬も増額が望ましいとされたものですが、人口減少に合わせた定数削減の必要性の検討はなされておらず、開かれた議会についても未だ録画配信がなされていない現状で、報酬だけを先行して審議する事に対しこれまで反対してきました。

 今回委員会では、活性化を図るきっかけにしたい旨の討論を行い賛成しましたが、私自身の力不足で特別委員会設置の発議を提出する事が出来なかったことから、委員会と表決が異なりますが今回の条例改正に反対いたします。

 ご批判に対しては真摯に受け止め、6月議会での発議提出に向け鋭意努力してまいりたいと思います。

 尚、新年度予算の関連予算につきましては執行残での対応でお願いいたします。」

 

この他多数の質疑応答、意見を申し述べましたが、改めて報告会を開催してちょくせつお話ししたいと思います。