12月4日から五泉市議会12月定例会本会議が開催されています。
公立認定こども園に係わる条例改正・水道事業の経営統合などの条例改正、コスモスの家・さくらんど温泉の指定管理者の指定、一般会計に2億２045万７千円追加する補正予算をはじめ各特別会計補正予算など１３議案が上程されています。
改選後初となる一般質問は１２名、私は初日３番目に終了しました。
議案に対する総括質疑は４名、私は市内企業からの寄付金を活用した健康づくり推進事業、公立認定こども園の募集などについて質問しました。...
一般質問は下記３件でした。
① 公共施設利用料金有料化後の現状と課題について
② 有害鳥獣対策について
③ 3歳児健診での視覚検査について
① 施設使用料について、五泉市では昨年３月に策定した第３次行財政改革大綱及び実行プログラムにおいて受益者負担の見直しを重要取り組み事項に掲げ、具体的推進策として、昨年12月「五泉市公共施設に係る使用料設定にあたっての基本方針」を定め、今年の2月議会において、１７の条例改正案が可決され、6月1日から２４施設の使用料見直が施行されました。
これらの条例改正の議決に際し 私は、市民・利用者に対する情報提供、説明責任、改正に対応するための準備期間を設けるなどの配慮が不十分と判断し、合意形成がなされないまま性急に進めれば、市民との信頼は損なわれると考え、４つの条例で反対、その他条例につきましても、施行期日までに誠心誠意説明責任を果たし利用者に対する理解を求めるとともに、改正によって五泉市の健康づくり、明るい豊かなまちづくりへの意識が衰退しないように、十分配慮する事を、本会議及び委員会審査の場で要望いたしました。
６月１日の施行から半年が経過した今回の議会では、主に定期利用者・高齢者・高校生への優遇措置、利用率向上のための取り組みについて、新年度予算に反映するため質問しました。
② 有害鳥獣対策は、市政報告会で各地域を回っていお悩みを聞くと、猿・イノシシによる農作物の被害で所得が減少し、高齢化もあって農業を諦める方々が続出しています。さらに増加した耕作放棄地が新たな餌場や住処となっいく負の連鎖が拡大しています。
また、エリアメールではクマ出没の注意喚起が多発し、県内各所で人身被害のニュースも連日ありました。
五泉市では、鳥獣被害防止計画に則って対応にあたっていますが、有害鳥獣の被害は新たな局面に入ったのではないと考えます。
鳥獣被害は五泉市だけでなく全国各地の課題となっていますが、非農家も含め市民一丸となって対策に取り組むことで成果を上げている地域が沢山あります。
また新技術（５G利活用）は日進月歩で進んでおり、それらの利活用も含めた人材育成が必要ではないか？このような課題に直面した時に、地域リーダーが育成されるようなモデルとしても五泉市の鳥獣対策を進めていくべきと考え質問しました。
③ の３歳児健診３歳児健診での視覚検査については、
人間の眼は３～４歳くらいまでに1.0の視標が判別できるぐらいの最大矯正視力を持つようになり、最終的には概ね６歳ぐらいまでにほぼ完成し、8歳くらいまで穏やかに発達していきます。
メガネやコンタクトで矯正しても視力が出ない眼を弱視と言います。
弱視を早期発見・早期治療するためには３歳児検診が非常に重要です。3歳児健診で見つけて治療することで、ほとんど小児弱視は治す事が出来ると言われています。
厚生労働省は3歳児健診の徹底を自治体に促していますが、3歳児健診で弱視が見逃されるケースは多く、体制が十分ではない事が指摘されています。
そんな中、機器を使った簡易検査を導入する自治体が近年全国的に増加しており、新潟県においても機器の普及を勧める新潟医療福祉大の教授指導のもと燕市で昨年度実施し、その実績をもとに今年度県内で初めて事業化されました。
私自身メガネ店２７年間働いてきた中で、早期発見・治療が遅れもう取り戻せない現実と直面し涙を流すお母さん・お父さんを毎年のように見てきました。
それまで近方視できずつらい思いをしてきた我が子に対し周りの子や兄弟と比較して、絵本をみたり、近方の作業に集中できないず叱咤しまった経験がだいたい皆さんお持ちで、弱視が原因だったことを知り自責の念に駆られるご両親たくさん見てきました。
燕市で導入した検査機器（スポットビジョンスクリーナー）は、約１秒で計測でき、一般職員でも出来る操作性と、客観的で高精度な検査を短時間で少ない負担でする事が出来ます。
１５０万前後の予算はふるさと納税を利用したガバメント・クラウド・ファンディングで集めることも可能でり、GCFに取り組むことで注目度も上がる効果も期待できるので、是非早期導入を。
と質問しましたが、これには市長より「前向き」に検討しますというとっても良い答弁を頂きました！