4月11日(水)。実質、稽古最終日。

9:00に稽古場に向かう。
10:00からAチームの通し稽古2回目。
自分で言うのも何だが、ミスも無く、しっかりやれた。

オリザさんも

「2回目の通しにしては良くできていた。ミスを恐れずにやってほしい」

と、言っていた。
これはBチームとは真逆の感想だ。

12:00休憩。

13:00からAチームの稽古再開。
基本的に頭から順番にやっていった。

16:00稽古終了。

18:00のBチームの通しまで長い休憩。
私はご飯を食べたり眠ったりした。

18:00Bチームの通し稽古4回目。
個人的にミス無くやれたが、全体的にはやはりミスが散見された。

オリザさんも満足いかない様子であった。
ミスに対する具体的な指摘は無かったものの、ダメ出しのときの口ぶりや雰囲気で察することができる。

なぜ、Bチームのほうがミスが多いのか。

稽古終了後、坊園初菜さんと検証したところ、Bチームには「自分を追い詰めるタイプの俳優」が多いからでは、ということに辿り着いた。それと根暗(私も含め)が多い。ような気がする。

必要以上にプレッシャーを感じて、余計な力と余計な感覚が働いているんじゃないか、と。

しかしまたそれが面白いもので、その感覚がそれぞれAとBの違いになっているのでは、と話していたのは堀夏子さんだった。

(あくまでも身内から感じることではあるが)Aは安定して台詞もシチュエーションもすんなり入ってくる感じがする。
Bは同じ作品だけど、きっとAと比べたら重たい感じになっている感じがする。

なるほどなぁ。
と思いながらもやっぱりミスはいかんので、私自身もしっかりやろうと思った。

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さて、『革命日記』の稽古は今日で終わった。

『革命日記』の稽古日記として綴っていたこのブログも、今日で終わりにしようかとも思ったが、リハーサルをしたり、初日やってみたりしたら、またなにか感じることが絶対にあるような気がするので、もう少し、このブログは続けようと思う。

それから、稽古に対して、作品に対して、演劇に対して思うことはまだある。
が、明日は朝早いので今はこの辺で切り上げて、そのへんもまたどっかで記しておきたい。

オリザさんの作品に触れることで、それから稽古することで勉強になったことはいくつかあった。
もちろん、オリザさんだけでなく、一緒に作っている青年団の方々や無隣館の仲間たちとの作業も刺激になった。

まだまだ学ぶことはある。

(珍しく集合写真を撮ってみた。Bチーム)

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明日は朝から仕込み。
夕方には場当たり。

Bチームの総稽古時間は62時間だった。
1日8時間労働を基準とすると、約8日間で達成できる数字である。
が、今回に限っては自主稽古の時間が多く、「8時間×8日間」で作った芝居とは言えない。

あくまでも平田オリザに見てもらった稽古時間が62時間だっただけである。