魂の旅 シャスタ編 第5回 わたしをそのまま受け入れて~!.•*¨*•.¸¸♬ | 天女のブログ ありのままに、自分の心に正直に生きる

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このシリーズは2013年7月14日~7月19日までのシャスタへの旅を記憶をたどりながら綴っています。



このシリーズは初めてという方、よかったらこちらの記事も読んでやってくださいませ~ウインク

次なる旅も突然にやってきた! シャスタに導かれて.•*¨*•.¸¸♬

シャスタってどんなとこ?


ガイドさんとわたしの過去世はこんなでした~ .•*¨*•.¸¸♬

おお~ぉ、着くなりさっそく洗礼(((゜д゜;)))


シャスタにこんなルールがあるなんて~(ノ_・。)



シャスタの宿泊先はB&BのDream Innという民宿。

実はシャスタのガイド役を引き受けてくれた晴子さんの一押しB&Bで

ここならわたしが直接予約を手配できるわよと申し出てくれたのでした。

この時点ではまだまだネットで予約する(=個人情報をネットに入力する)なんてことは考えられなかったわたし。

B&Bを利用するのは初めてて勝手がよくわからなかったのですが

一も二もなく即刻晴子さんに予約をお願いしたというわけです。



B&B(Bed & Breakfast)の名の通り、朝食付き。

しかもこのあたりではここの朝食が一番美味しいと晴子さんが太鼓判を押していました。

許されるものなら、毎日ここで朝食を摂りたいくらいよ、と。

なんでも朝からフルコース並みの品数とか。

しかも毎日メニューを変えるのだそう。



当時のわたしはまだマクロビからぐずぐずと足を洗えずに、普通食の友人と食事する時は多少合わせたりするものの、ひとりで食事する際は菜食一辺倒だったのです。

丸7年続けて身についた習慣はそうおいそれとは変えられないものですね。




このB&Bの食事をきりもりしているのは、奥さんのロナさん。

ロナさんは口数が少ないので無愛想に感じるかもしれないけど、根はとってもいい人なのよ

と晴子さんから事前情報をもらっていたのですが・・・・・・。

そのロナさんに翌朝の食事をどうしてもらいたいかをざっくばらんに話すことにしました。


小麦粉なし、乳製品なし、卵や肉・魚もダメ、果物はかんきつ類もキュウイもダメなんですとか説明しているうちに、食べられないものを上げるより、食べられるものをリストした方がよほど効率がいいことに気がつきました。

結局、タマネギ、人参、ブロッコリー、ズッキーニ、カボチャ、ピーマン、ナス、トマトなどを使った野菜炒めを天然塩とオリーブオイルのみで作ってくれるようお願いしたのでした。


わたしは念のため、朝食用にオーツ麦を持ってきていました。

オーツ麦1/2カップと塩ひとつまみをマグカップに入れ、熱湯を注いで5分蒸らせばお粥のできあがり。

青海苔、ゴマ、ナッツを適当に加えれば、朝食として充分だったのです。



そして翌朝

わたしはダイニングルームに行って、他の宿泊客とともにテーブルにつくと

わたしの前に置かれた朝食は、前日の打ち合わせ通りの野菜炒めが出てきました。

そして主食は持参したオーツ麦に熱湯を注いでもらうという塩梅。

ロナさんは黙々と、他のお客たちの食事の進み具合に合わせタイミングよく次の品を運ぶという目配り気配りをしながら、特別待遇のわたしにもあれこれ世話を焼いてくれました。

食事が終わると、みなにコーヒーをそれぞれ好みに合わせてきっちり給仕するロナさん。

コーヒーをめったに飲まないわたしはお水だけお願いするといった調子でした。


野菜炒めは丁度良い塩加減で美味しかったけれど、全部を平らげるのは不可能だと悟ったわたしは残った分をタッパに詰め、翌日の朝食に食べることにしました。

結局、翌朝からはわたしにはオーツ麦に入れる熱湯をカップ一杯だけ用意してもらい

それを自分の部屋に持ってきて、ひとりで食べることになったのでした。



そんな風に

図らずもロナさんの料理を拒否したような形になってしまったのですが

最後の朝、別れの挨拶をしたときに

ロナさんがわたしの目をまっすぐ見ながらこう言ったのです。

贅沢な食事に目もくれず、つつましい食事に徹していたわたしのことを尊敬する、と。



実は

こういう食事をしているわたしを同じ日本人にさえ

いや友人にさえ

ただの我がままとか

自分勝手とか

難しい人とか

なかなか好意的に受け取ってもらえなかったことにあまりにも慣れてしまったせいか

寡黙でありながらきっちり仕事をこなすロナさんの真摯な言葉に

いたく感動してしまいました。



人それぞれの違いを敬意をもって認めるということ。

簡単そうでいて、それができる人があまりいないという現実。

たかが異国から訪れた一旅行者にすぎないわたしのやり方をそのまま受け入れてくれた

そんなロナさんをこそ素晴らしい人だと思うのでした。






つづく



 
 





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