ある日、天気がよかったので、河原で昔のアニメソングを口ずさむ主人公。
そこへ庵が現れます。これは恥ずかしい!主人公も自重しようとしますが
「続けろ」
と言われます。戸惑う主人公に
「歌だ。最後まで聴かせろ」
だそうです。
・は、はずかしいよ
・そ、それじゃもう少しだけ
下しかない。いおりんの方から主人公に興味を持つとか、絶好のチャンスじゃないですか。
歌ってるのがアニソンだっていうのが、シチュエーション的に恥ずかしいけど。
歌い終わるものの、庵は無言。
(歌わせるだけ歌わせておいて、だまらないでよ~!)
と焦る主人公。いおりんはほんとマイペースだな。そうしていると
「俺のために歌え。これから貴様の歌は俺のものだ」
何か急にジャイアンっぽい事言ってきた。
その上そのまま去ってしまう庵。
「え?え?どういうこと?」
状況が飲み込めない様子の主人公。私もです。なんで詳しく説明してくれないのか。
流れからして主人公を勧誘してるんだよね?もうちょっと頼み方とかあるんじゃないの?人として。
しかし、その強引なところがイイ!という場合もあるのかしらね。よくわからない。
どうやらここで一区切りらしく。この時点で好感度が一定以上に達していないと、カオリエンドで終了してしまうようです。
条件を満たしていると、ここから個別ルートに突入するらしい・・・・?
だから変な勧誘の仕方だったの?明確に「バンド結成しようぜ!」って流れになってると、庵とのフラグ立ってるように見えるのにカオリエンドになった場合に不自然だから?
カオリと買い物をしていると、道着型ワンピースを薦められます。カオリ地味にひどい。
(わたしって、他の人の目には空手バカにしか映ってないのかな)
と考える主人公の前に、庵が現れます。
大興奮のカオリを見て、主人公は「騒げば殺される……!」と焦りますが、それよりも庵は
「貴様……なぜOROCHi(ライブハウスの名前)に来ない?
この俺を待たせるとは、何様のつもりだ?」
と主人公に尋ねてきます。いおりんの中では、主人公の返事関係なく、既に協力する事になってるのか。おそろしや・・・・
庵に謝りつつ、カオリに
「八神さんに言われてたの。俺のために歌えって……」
と事情を説明すると、無言になってしまうカオリ
(カオリ……怒ってる?そうだよね。カオリは八神さんの熱狂的な信者だもんね)
と考えるも
「ステキーーー!!
庵様のために歌うなんて、こんなに素晴らしいことは無いわ!
庵様!私でよろしければ、いくらでも歌わせていただきます!
カラオケでは私のほうが高得点なんです!」
とアピールし始めるカオリ。しかし庵の返事は
「……不要だ
貴様では無理だ」
歌も聞いたこと無いのにひどい。それとも、聞かずとも主人公の歌声の方が気に入ったって事なのか。
(カオリって、八神さんのこと怖くないのかな)
と考える主人公。そういえばそうですね。いおりんを恐れないとか、凄く貴重な存在なんじゃないの。
と、突然
「来い」
と言われ、襟元を掴んで持ち上げられる格好のまま連れて行かれる主人公。
こういうゲームにありがちな「お姫様抱っこ」とかしないんだな。ここまで徹底してるのはすごいわ。
結局ライブハウスまで連れてこられた主人公。
「新曲だ。聴け」
と言われ唐突に演奏を聞かされます。
(……力強い音。でもなんだろ、今までの曲と違って、何か足りない?)
と思っていると演奏が終わります。
「……覚えたか?」
という庵に
「へ?お、覚えなくちゃいけなかったですか?」
「わざわざギターを弾いてやっているんだ。一度で覚えろ」
「わざわざって……八神さんの専門分野でしょ?」
と聞くと
「何を勘違している。
ベースが、俺の持つ本来の道具だ」
「本職はベースってことですか?」
と聞くと
「フン、群れて演る時にはな」
”群れて演る時”って、メンバーに失礼だな。ということは、いつもはソロプレイでギター弾いてるってことか。
なるほどー。これでいおりんは本来ベース担当のはずなのに、ギター弾いてる理由がわかりましたね。
「でも、ギターもものすごく上手ですよね」というと
「俺に不可能はない」
だそうです。
(京にぃとはだいぶ違うけど、八神さんも相当な自信家だなぁ)
と考える主人公。
「さあ、覚えろ」
と言われ、演奏再開です。
(何をどう覚えればいいのかもよくわからないよ)
と思ったものの、何十回か聞いたところで、やっと覚えられました。
「先が思いやられる女だ」という庵に対し
(やっぱり、この先もあるのね……)と落胆します。
「曲の感想を言ってみろ」
と聞かれますが
(正直に言ったら殺されるかな……)
と考えていると
「正直に言わんと殺すぞ」
どっちに転んでも答え方次第で殺されそう・・・・!
「何かひとつ足りない気がしました……ような気がします。」
と、正直に答える主人公。
「フン、まともに言葉もしゃべれんのか」
だが、少しはまともな耳があるようだ」
と、褒め・・・これ褒められたの?個人的には、いおりんにこそ、まともに喋って欲しいときがあるんだが。
「この曲はこれまでと違い、ギターだけで完成されていない。このままでは未完成だ」
その足りない何か……それを埋めるのが。貴様の仕事だ」
急にハードルが上がった。
「わ、わたしが?そんな、無理ですよ!」
と断るも
「貴様……俺を拒むつもりか」
という庵の勢いに押され
「ひえぇぇ。わかりました、やりますから!そんな怖い顔しないで!」
その言葉で初めて庵は
「怖い……だと?」
と、自分の雰囲気について疑問を抱いたようです。
「そりゃ、八神さんは怖いですよ!」
「俺のどこが怖いと……むむ」
庵は本気で悩んでいる様子。
(あれ?八神さん、怖がらせるつもりはなかったのかな?)
いおりんが自分では自覚が無かったのなら、「怖い」とか言われるのかわいそう・・・・
でも、見た目だけならまだしも、今までの態度がアレだしな。
「そんなことより、貴様は詩を書いて来い。この曲に載せる詩だ」
そういや京の趣味ってポエムだったよね。京に聞けば良いの?と思っていたら、主人公も同じことを感じたのか
「詩?京にぃみたいな?」
と尋ねますが、
「京だと!?」
とすごい食いつき。
京の話題は地雷だったようなので自重します。
「……まあいい、曲はできた。不完全ではあるがな」
「でも、すごくイイ曲ですよ!
今までになかった、心の奥を刺すようなっていうか、胸がぽっかり空くような……」
とフォローする主人公
「フン、無理をするな。」
と言われても
「本当です!なんだか、さみしくなるんだけど、ずっと聞いちゃう……そんな曲でしたよ!本当ですって!」
と言っていると
「……わかった。もういい
心を刺せば傷が付く。傷からは血が流れる。塞がなければ死に至る」
「あ……もしかして、わたしが傷を塞ぐんですか?私の詩で?」
「貴様の、歌と詩で……だ」
何か急にかっこいい台詞の飛び交う展開になってきたお。そんな深い意味のある曲だったのか・・・
個別ルートに入ったせいか、庵が長文を喋るようになってきた。
「心を刺し、魂をむき出しにして、握り締めて揺さぶる
貴様は、魂を震わす詩を書け、その曲でBOFに出る」
「それってここで行われるバンドコンテストですよね!?私と八神さんが?」
と驚く主人公ですが
「口答えする気か?」
こえー。意見を述べる事も許されない雰囲気。しかし主人公
「わたしにはムリですよ!ちゃんと歌を習った事も、練習した事もないのに、ステージで歌うなんて!」
やべー、逆らったら主人公殺されちゃう!と思いきや
「貴様になら……できる」
どうしたの。いおりんが何か急に他人を認めるような発言をしだした。
戸惑う主人公に
「明日だ
明日の夕方までに詩を仕上げてもってこい。できなければ……!」
といわれ
「わ、わかりました!明日の夕方ですね!スッゴイの作ってきます!」
約束してしまいます。
「お前にならできる」
って持ち上げておいて
「だから明日までにやって来い。できなかったらタダじゃおかない」
とか、すごいテクニックですね。主人公が自発的に「やります!」とかじゃなく、
やらされてる感まんまん。