少し前から
長男が自分の髪の毛を
抜きだしました。
別に大量に抜くわけじゃないし、
抜いている現場を
見たわけでもなくて、
「今日学校でなー、
自分で自分の髪の毛抜いてん」
という言葉を週に1回ずつくらい
耳にする程度。
「なんで抜いたん?」
と尋ねるも
「面白いから~」
自傷行為?
それともただの遊び?
子どもって大人が考え付かないような
変な遊びをしたり、
なんで?と思うことを嬉々として
遊びに取り入れることがあるので、
その時の私はまだ判断がつかず、
自分で気づいてやめるなら、
その方がいいと
「痛いし、あんまり抜いたら禿げるで~」
と言うにとどめて様子見してました。
それからも
別に普段の生活は変わることなく、
学校から帰ってきたときの
「ただいま」の声も元気。
でも週に1回程度発せられる
「自分で髪の毛抜く」
三回目を聞いた日の夜、
これは遊びじゃないと確信。
遊びならブームがあるから、
週に一回のペースなんてことはない。
そして最初の発言から3週間。
ブームなら過ぎているはず。
そこで一歩踏み込んでみようと
「最近、たまに自分で髪の毛抜くって
言ってるけどさ、
どんな時に髪の毛抜くん?」
と尋ねました。
すると
「なんかムシャクシャしたとき?
ストレスたまったらするねん」
やっぱりか・・・。
と思いつつさらに聞きました。
私:「ストレス社会やからな~。
〇くんはどんな時に
髪の毛抜きたいくらいの
ストレス感じるの?」
長男:「なんかなー、友達がな、
『メガネ』って言うてくるねん」
ちなみに長男はメガネはかけてません。
ということは友達は
名字の「妻鹿(めが)」を
文字っているということ。
小学校低学年って
そういうことで面白がる子って
必ずいましたよね(苦笑)
私:「ああ、妻鹿やから
『ね』つけて『メガネ』?ってことか」
長男:「うん、めっちゃイライラするねん」
私:「ああ、そういうので面白がる子って
おるよなぁ~。
ママもな、子供のころ
コザキって名字やったやん?
反対から読んだら『キザ子』やから
キザや~とかめっちゃ言われたし、
プロゴルファーで
ジャンボ尾崎って人がいて、
でっかい体の男の人なんやけど、
『コザキ』と『オザキ』が似てるから
『ジャンボ』とか言われてたわ」
長男:「そうなん?」
私:「そうそう。
ママも恥ずかしいって思ったし、
言われるのめっっっちゃ嫌やったで~」
長男:「そうなんや・・・」
私:「別にママが選んだわけでもないし、
名字が何か悪いことしたわけちゃうのに
なんで揶揄われなあかんの?
って思ってたよ。
それに考えたら
ママのお父さんもお母さんも
全部が『コザキ』やし、
誰も後ろ指さされるようなこと
してへんやん。
しかも言うてくる子だって
そんな大した名字でもないのに
人の名字をからかう人の方が
『変』なんやと思ってん。
〇くんはどう思う?」
長男:「ほんまやなぁ・・・
それにもっと変わった名前の人おるしな」
私:「そうやなぁ。
大人になって考えてみたら
人をからかって楽しんでるって
なんか寂しい子やなとママは思うんや。
人の名前を揶揄うような子のために
自分から禿げるなんて
アホらしくない?」
そう伝えたら、納得したように
「ほんまやわ!!アホらしい!」
と笑ってくれました。
とはいえ、
どのくらい長男に響いたでしょう。
あれから4日。
髪を抜いたという話は
まだ聞いていません。
聞いていないだけなのか、
これからも本当に髪の毛を
抜かずに済むのか
それはわかりません。
でも、仮にあの話をした
一瞬だけであっても
長男が自分が納得する形で
視点を変えてあげられたことは
長男が私にくれた
学びの時間の恩返しになったかな?
なってたらいいな、
と思うのです。
銀座コーチングスクール認定コーチ
日本メンタルヘルス協会
公認心理カウンセラー合格
一般社団法人イクメンコンサルタント
家事シェアインストラクター
ISD個性心理学マスターインストラクター
妻鹿 由佳子(めが ゆかこ)

