エイプリルフールは、もはや過去の遺物なのか? | 3Dマイホームデザイナーんとこの社長ブログ

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住宅デザインソフトを開発、販売している会社社長の日々徒然。
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エイプリルフールと聞くと、どこか遊び心のある「嘘」を思い浮かべる人は多いはずです。

しかしここ数年、この日に何かを発信しようとすると、以前とは違う緊張感がありませんか笑
「これ、誤解されないだろうか」「炎上しないだろうか」そんな慎重さが自分の中でも、そして世の中でも求められるようになってきた感があります。

特に住宅業界のように「信頼」が価値の中心にある分野では、この変化はより顕著です。

住宅の世界は、もともと“リアルさ”を追求してきた業界です。
図面、パース、VR、そして3Dシミュレーション。

とりわけ近年は様々なソフトウェアやアプリ、VRやARなどによって、“完成していない住宅を、完成しているかのように見せる”表現力が飛躍的に高まりました。

これは本来「大きな価値」です。お客様が完成後のイメージを具体的に持てるようになり、意思決定のプロセスが短くなり、満足度も上がります。

ただし、ここにエイプリルフール的な「嘘」が入り込むと、話は一気に難しくなります。

なぜなら、リアルに見せる力が強いほど、“嘘もリアルに見えてしまう”からです。

たとえば、4月1日に
・あり得そうな新仕様の住宅
・実現しそうな新サービス
・本当に販売されそうな商品

をネタとして出してしまうと、以前であれば「面白い」で済んだかもしれませんが、今は、「誤認させた」「紛らわしい」「信頼を損なう」と受け取られるリスクを常に抱えています。

さらに、SNSの時代では情報は切り取られます。

「エイプリルフールです」と書いていても、その部分だけが見られるとは限らない(--;

結果として、意図した“笑い”よりも、意図しない“誤解”の方が拡散されやすい構造になっています。

しかし、だからといって「面白いことが許される日」に、何もしないのは面白くありません。
では、住宅業界にエイプリルフール的な遊びは不要なのでしょうか。

思うのは、「これはフィクションだ」と一瞬で理解できるかどうかで、変にリアルに寄せるのではなく、あえて現実から少し離れたものを出すということです。

たとえば、
・明らかに非現実的な住宅(空中に浮く家、極端にミニマルな一畳住宅など)
・3Dならではの誇張表現(スケール感の遊び、瞬時に変形する空間)
・VRやシミュレーションの“未来的な可能性”をデフォルメして掲示

とかでしょうか。

こうした表現は、「騙す」ことを目的としていません。
見た瞬間に“ありえない”と分かるからこそ、安心して笑ってもらえるものになりそうです(^^)

ちょっとここから真面目な話になりますが、改めて考えたいのは「3D表現の本質」です。

「3Dマイホームデザイナー」や「3Dアーキデザイナー」が提供できるのは、「虚構・フェイク」ではなく、「まだ存在していないものを“先に体験できる価値」です。

つまり本来は、
・不確かなものを確かにする
・見えないものを見えるようにする
・判断を助ける

という方向の技術です。

エイプリルフールにおいても「いかにリアルな嘘をつくか」ではなく、「どんな未来ならワクワクできるか」を表現する方が、この技術と相性がいいと思うのです。

だからこそ、今のエイプリルフールは、単なる「イベント」ではありません。

むしろ、情報設計・体験設計・コミュニケーション設計の力が試される日です。

・誤解されないか
・誰かを不安にさせないか
・見た人が自然に笑えるか

つまり「嘘をつく日」ではなく、「安心して楽しめる自由な表現を設計できる日」に変わったと
言えそうです。

住宅業界は、信頼とリアルさを武器にしてきた業界です。
そして今、その“リアルさ”をどう扱うかが問われている。

だからこそエイプリルフールは、常識や法規などを取っ払って、自分たちの表現の「幅」や「深さ」を見直す良い機会なのかもしれません。

 

以下のページは、以前開催していた3Dマイホームデザイナーコンテストのニュースリリースページです。

コンテストページはもう削除してしまったのですが、こんなに面白い作品を3Dマイホームデザイナーで作れるということを、少しでもお分かりいただき、3Dによる創作物をエイプリルフールネタとして使っていただければ幸いです(^^)