前日の雨で少し濁り気味のアレキナイ川。
この日、他に艇はなく、思わぬ釧路湿原貸切状態。


釧路に行きたかったのは、やはり湿原の存在。
その広さは東京都と同じくらい、手付かずの広い広い湿原だ。
その湿原を肌で感じる方法はないか、と思い見つけたのが、カヌーツアーだった。

ノロッコ号で塘路(とうろ)駅へ。
(ノロッコ号のことはこちらで



塘路駅。

駅前には公園とお店がいくつか。

折り返して釧路に戻る人も多そう。

駅前すぐに事務所がある「ファミリー・カヌー」さん。ひとりでもカヌーに乗せてくれる


そこからカヌー乗り場まで車で移動し、2人(ガイドさんと私)には少し大きめのカヌーに乗り込み、オールを手に漕ぎ出す。


ゆらゆらと川を下りながら、鳥の声に耳をすましつつも、ガイドさんのお話をたっぷり伺う。

"手付かず"を守るため、例えば木が倒れて川を塞いでも、人は一切介入しないこと、
こちらの柳は枝垂れ柳ではないこと、
湿原にも生えている山菜のコゴミはお浸しや天ぷらにすると美味しいこと、
でも、湿原のは採ってはいけないこと、
湿原には踏み入れないので、そこに立ったらどうなるか、ベテランガイドさんも知らないコト、
ピンクのホザキシモツケが桜のように咲き誇る初夏と(ちょい早かった)、紅葉の季節は格別なこと、
冬も美しいこと、むちゃくちゃ寒いけど。



体に白い斑点のある仔鹿が2頭。このあとカヌーで2mほどのところまで近づいて「こんにちは」。大きい方の子の真っ黒な瞳が忘れられない。


ココにいる鳥は200種類と言われていること、
目の前の大きな木にオジロワシの巣があること(見つけられなかったけど)、
季節がもう少し夏に近づくと生い茂る葉でその巣は見えなくなること、
隣の木の上にオジロワシがいること(会えた)、
インスタグラムでシマエナガが今、大人気なこと(残念ながら会えず)、
アオサギに占領されてシラサギが減ってしまったこと、
ここにもカラスがいること(どこにでもおるんやね、けど大阪のと違ってカアカア言わない)。


シカは普通にいること(何度も出会った)、
白い斑点のある仔ジカの近くには大人のシカがいること(オトナジカには会えず)、
キタキツネがいること(川では会えず)、
クマもいること(川では会えず、会ったら怖いけど)、
タンチョウヅルもいること(貴重、川では会えず)。

帰り道、タンチョウの親子に遭遇

雪景色のタンチョウは画像や動画でよく見るがこの姿は特別感。まだ茶色い雛を連れて家族でお散歩、のようだ(真ん中あたりの電柱右側)



水面に近いカヌーからの風景をひとつも見逃さないよう、忘れないように目に焼き付けつつオールを漕いだ。(なので、写真ないです)

塘路湖畔ーアレキナイ川ー釧路川ー細岡。
広大な釧路湿原とそこに流れるゆったりとした時間を少しだけおすそわけしてもらった、そんなツアーは、
ゆらゆらと流れながら、360度湿原の中に身を置くことができた2時間だった。

ここに来るなら、絶対オススメ。