来て下さってありがとうございます!
7月に読んだ本まとめ 5/6からの続きと、
最後にやっと!!!(勝手に)MVPの発表です!!
それではいってみよー。
■向日葵の咲かない夏 (新潮文庫)
ほんタメ!で推されまくっていたのをようやく読んだ。これは確かに好みが分かれる作品。誰にでもオススメはできない^_^;普通の(普通って何?と言われると困るんやけど。)ミステリ小説だと思って読むと「違う。」って思う人の方が多そう。幼い子ども特有の無邪気さやそれ故の残酷さと大人のような言動のギャップが薄気味悪く、でも何故かリアルに感じられるところがすごく良かった。この作品が好きな方は、麻耶雄嵩氏の「神様ゲーム」も好きだと思うので是非。(調べたらほぼ同じ時期に発売されてた。こういうのが流行った時代だったのかな?)
読了日:07月04日 著者:道尾 秀介
私のレビュー内の「神様ゲーム」はコレ↓
「向日葵の咲かない夏」よりも読む人を選ぶかもしれん・・・。
ザ・イヤミスという感じ。少なくとも読んでスッキリする人はいないと思われるので読む際は自己責任でお願いします。
とか注釈付けたくなるくらいのイヤミス。
ちなみに続編↓
なんかラノベっぽい表紙だけどふつううううううにイヤミスです。
■ゴールデンタイムの消費期限
※※ネタバレあります※※
子どもの頃「天才」ともてはやされた人間たちをAIでリサイクルするというなんともえげつない(←ほめてる)作品。Chat GPTは人間を超える作品を書けるのか?に対する一つの「答え」として書いたのかな。帯にはAI×青春小説とあったが私はどちらかというとSFとして楽しんだ。各々のAIに対する反応(拒否反応、戸惑い、順応…)や、それがどう変わっていくのかが興味深かった。ラストは著者にしては珍しくハッピーエンドで、良くも悪くも「らしくない」なあ(笑)と。でも、それも一つの「答え」なんでしょうね。オススメ。
※※ネタバレ終わり※※
読了日:07月03日 著者:斜線堂有紀
■ノッキンオン・ロックドドア (文芸書)
※※ネタバレあります※※
不可解(why)担当・氷雨、不可能(how)担当・倒理コンビに明るい家事バイト・薬子ちゃんが加われば、賑やかな探偵事務所「ノッキンオン・ロックドドア」の完成。そこに氷のような警部補・穿地やその腰巾着アヒル口・小坪、胡散臭い仕事仲介人・神保…などなど個性的な面々が加わって繰り広げられるコメディ的ミステリ短編集。のように見せかけて、何やらこの探偵2人(+警部補+暗殺屋・美影)、大学の同じゼミで過去に「何か」あったらしい…というところで次巻へ続く。(気になるー!)軽い筆致で、一編一編は短いのでサクサク読める。
※※ネタバレ終わり※※
読了日:07月01日 著者:青崎 有吾
七月に読んだ本、
以上!!終わり!!
長かった!!
最早誰が興味あるん?って感じやけど、
一応、わたくし的MVPは・・・・
(ドゥルルルルル)(太鼓の音)
「コメンテーター」(奥田英朗)!!!
夏休みのお供に、是非・・・!!!
(レビューはこちらです↓
先月、何しろ大量に読みまくったので、これがイチバン…!って決めるのが
無理。
(三浦しをんさんは昔から大大大好きな作家さんだし、
新川帆立さんも最近ノリにノってるし、
相沢沙呼さんは言わずもがなだし…)
ってなってたのですが、
頭空っぽで何も考えずに笑える本って、
今。
この時。
実は貴重だなあ
と思ったので(勝手に)MVPにさせていただきました。
(普段読んでる本が殺人事件まみれだったり社会問題提起されてたり重いの多いから、単純に新鮮な気持ちになれたというのもある。)
というわけで、7月に読んだ本まとめ、お付き合いいただきありがとうございました。
またお会いしましょー。