
(湯浅 景元 著 岩波書店 )
前記事の、老化予防のピラティスにも、参考にならないかと思って
読み始めました・・
初めからいきなり引きこまれました
柔道で、自然体で立つ・・
導入は、地球上で二足歩行をして暮らす人類の、当たり前の姿勢の取り方。
(本文を引用させて頂きます)。
『両足を肩幅に開き、ひざ、腰、背などの力を抜いて立ちます。
両脚のかかとに均等に体重をかけるように意識して下さい』・・・
右足、左足、、膝、腰、・・・
各パーツを「左右均等にしなくちゃ」と想いながら、
向きやポジションを正すのではなく、
先に、自分のからだの中心軸を通すつもりで、立つ。
ピラティスの仰臥での基本姿勢、
ニュートラルポジションを、立位で構える意識・・・。
骨盤底筋を引き上げて中心部(丹田)を安定させ、
そこに意識をおいたまま、
両足の踵、、膝、骨盤、背中を、『俯瞰』するつもりになると・・
重心の微妙な均等感の差を、より感じやすくなる気がします。
肩や首、膝を突っ張らない、
『自然体』の自分 ・・・
そこに、『足るを知る』 意識が生まれるというわけなのでしょう。
その安定した自分を作ったまま、外からむかってくるちからをうけて、
くずし、流す。
攻撃として与えられた力も、自分の力に融合して、たいせつに使う・・・・
そんなふうに、やわらの意を活かした姿勢とからだの使い方は、
介護生活で、からだの不自由な相手を寝台から起こして動かす時に
役立つと、この本は続けています。
さらに読み進めてゆくと、柔道体術の代表的な『受け身』が、
ご高齢者の方には、転倒事故からわが身を守る術にもなると紹介されていることに、
まさに日本人として、柔道の『足るを知る』教えを味わされます。
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他にも、なぎなたや相撲、茶道等に至るまで、『和』の
操体術の奥深さを見直したくなる一冊です。