あるクラスでpaperと papersの違いについての質問がありました
Paperが「紙」という概念の場合は数えられない名詞なので数えるにはa piece of paper とかa sheet of paper 等の数える為の単位が必要です。
でもnews paper(新聞)を略してpaperと言う場合や書類や論文のことを指す場合はその限りではなく、three papers のように複数形にできます
数えられるか数えられないかの概念は日本人にとってなじみがないので難しいのですが、リンゴは皮と実と種があってリンゴなので一個、二個と数えられる、水や砂糖はどこを取っても際限なく水または砂糖だから数えられないのよ、と昔誰かに教えられたことを思い出します
どうしても数えたければ、a glass of water, a teaspoon of sugar, a bowl of rice, a roll of film などのように何かの単位を利用する必要がある、とも。
ワインはどこを掬ってもワイン、bread はどこを切り取ってもbread(但しや菓子パン(bun)やロールパン(roll)は違う)、lettuce はどこを切っても同じような葉っぱ、だからこれらも数えるにはそれぞれ a glass of wine, a loaf of bread, a head of lettuce 等の単位が必要となるでしょう
でも、paperのような例外もあるからややこしい
例外は他にもあり、hair は頭髪全体を指す場合はuncountable, でも一本の髪をa hairと言う場合もあります。
Cornも同様でとうもろこしを数える時は an ear of corn と数えますが、British English では穀物の一粒の実を指す場合に
a barley corn と言ったりもするようです。
それにしてもどうして an ear of cornと数えるのか不思議に思っていたら、トウモロコシの穂先をear と呼ぶと言う事を勉強仲間から教えられました
ところで、複数形のない日本語英語の場合はどうするのか?
日本語をローマ字表記で表す時は<s>を付けたりしませんが、英語に昇格?した日本語の場合は kimono→ kimonos となることもあります。
そしてmaccha(抹茶) wasabi(山葵)tofu (豆腐)などの日本語英語も、数えられないという概念の下、英語の文法に則って何らかの単位が必要になるようですね。
A bowl of maccha とか a tube of wasabi
とか。
そしてtofu はなんと a cake of tofu と表す、とこれも仲間に教えられました
この cakeは のことではなく a samll block of something, esp. food の意味、他にも a cake of soap とか a cake of ice などの用法があります。
tofu はパックのような容器に入っていれば、a package of tofu として数えることもできるでしょう。
次回は glassとか teaspoon とかbowlのような容器を用いない数え方(drop/piece/slice/cake,etc.)を紹介します