世界のあちらこちらで民族紛争が起きています。

 

人種が違う、宗教が違う、文化が違う、思想が違う集団が、

食料、土地、資源、経済、主義、の覇権を争っていがみ合う、闘う・・・

 

神代の昔からあったことでしょうが、このままエスカレートして行けば人類の未来はどうなるのでしょう??

 

次の詩(文)はアメリカ先住民が語ったもので、彼らの詞を集めた本から引用しています。

【本の題:In beauty may I walk … Words of peace and wisdom by native Americans】

(願わくば美の中を歩まん…アメリカ先住民による平和と知恵の詞選集)

 

We are all flowers in the Great Spirit’s garden.

 (われらはみな偉大なる精霊の庭に咲く花)

We share a common root, and the root is Mother Earth.

 (われらは一本の根を共有し、その根とは母なる大地だ)

The garden is beautiful because it has different colors in it,

 (その庭は美しい、なぜならそこにはいろいろ違う色があるから)

and those colors represent different traditions and cultural

backgrounds.

(そしてその色のひとつひとつは異なった伝統や文化的背景を表している)

(by Grandfather David Monongye)

 

この短い詩は(一応直訳を添えましたが)シンプルな英語で語られとても分かりやすいもの、

 

でもよく読むと深い意味を持つ内容だと思います。

 

アメリカ先住民は以前はインディアンと呼ばれた人々のことですが、彼らが言う Great Spirit とはいわゆるキリスト教やイスラム教の神とは違い、日本人が自然や場所や物の中に見る神々(八百万の神)と同じような精霊群をまとめる更に偉大な霊の事だそうです。

 

人はみな大いなる霊の庭に咲く花、

 

その花の根((ルーツ)はただ一つ、その一つの根は地球という大地から生えている。

 

地球という庭には様々な色の花が咲いている、それぞれの色は様々な伝統や文化的背景を表している、

 

だからこそ色が違う、だからこそ美しいチューリップ赤あじさいチューリップオレンジヒマワリチューリップ紫

 

   

 

その花を傷めたり枯らしたり抜いたりしているのが、同じ花の仲間であっていいのでしょうか汗ハートブレイク汗