今年の昭和記念公園のコスモス畑は黄色一色です
コスモスのレモンイエローと青い空と白い雲の対比がbeautiful!!でしょ
先週の続き、イランの少女のアメリカ体験記です。
イランの正式名称は1979年のイラン革命以降はイラン・イスラム共和国ですが、日本人が自国をジャパンと言わずに日本と言うように、自国の人からはペルシャと呼ばれています。
ペルシャと言えば紀元前3000年から続く古代オリエント文明発祥の地、エキゾチックな印象とペルシャじゅうたんとかペルシャ猫くらいしか思い浮かびません
一方、イラン人にとってもアメリカは未知の国、珍しいことだらけ
ある時、フィルーゼの叔父さんがフィルーゼ一家を訪ねてきました
普通、親戚か友人が遊びに来る、といったらせいぜい三日か長くて一週間ですが、この叔父さんは折角はるばる来たのだからと半年以上居候することになります
しかもその間、美術館だの歴史的名所に行くわけでもなくひたすら<味蕾>を通してアメリカを体験したのです。
(America was experienced through the taste buds.)
その姿はまるで洞窟の住人が狩りにでかけるみたい
( cavemen headed for hunt)
但し、ハントしてくるのは、は獣肉ではなく缶詰や冷凍食品やファーストフードなどイランには無いものばかり
(There was no such things as canned, frozen, or fast food.)
数週間に渡ってそうした食品に挑戦した結果、父さんと叔父さんはアメリカの調理品で買うに値するのはチリの缶詰、アイスクリーム、チップスアホイのクッキーくらいと結論
(They concluded that only ready made American foods worth buying were canned chili, ice cream, and Chips Ahoy cookies.)
他は甘過ぎるかしょっぱいかひどい味。
彼らが次に挑んだのがファーストフードレストランですが、数週間の調査の結果、ケンタッキーフライドチキンがベストだと結論
喜んだのは母さん、というのも食事づくりから解放されるから。
イランではメイドが料理してくれていた、しかもイラン料理は作るのに時間がかかる、アメリカでは食材が調達できない…
母さんにとってアメリカでの料理はストレスだったのですね!
ところが大変!二カ月も経つと、叔父さんは自分が着て来た服が着られないことに気づきます
これでは国に帰れない。そこで叔父さんは減量を決意
(He decided to lose weight. )
フィルーゼを連れてドラッグストアーに行きやせ薬( diet pill)を買い試す、でも効かない
次は食事の代わりにミルクに混ぜて飲む粉 (powder)を購入、でもまずいので味付けにアイスクリームを入れたので効果なし
食事制限だけでは間に合わないと気付いた叔父さんは腹巻ガードル( stomach girdle)やぶ厚いアルミホイルとヴィニールでできた運動着( exercise outfit, consisted of a thick silver material aluminum foil and vinyl )を試すけど効き目なし
最後に、滑車とナイロンロープでできた体形づくり器具( Body Shaper, consisted of a nylon cord attached to several pulleys )を購入
部屋にこもってひたすらシューシューと運動に務めた結果、効果が出てめでたく元の体形に戻ることができ、イランへと帰って行ったのです
最後のBody Shaper は詳しい説明によれば、寝っ転がった姿勢で滑車を利用して足を上げたり下げたりクロスしたりする運動具のようです。
ふむふむ、これなら私も試してみたいですね!
少しはお腹がひっこむかな