今週は秋のお彼岸、「暑さ寒さも彼岸まで」という昔からの言い伝え通り、朝晩は少し凌ぎ易くなってきましたね黄色い花黄色い花

 

近所で見つけた小さい秋です・・・

                     

                キバナコスモスに止まるツマグロヒョウモン

 

さて、先週の続きです。

 

イランの少女フィルーゼはアメリカで多くの親切なアメリカ人に助けられて過ごします・・・

 

初めてアメリカの小学校を訪問した日のこと、フィルーゼと母さんは迷子になります。

 

というのも、行きは父さんが二人を学校まで送ってくれたのに、父さんは、家からほんの数ブロックだから帰りはわかるだろう、と二人の迷子能力を underestimate(見誤って)仕事に行ってしまった叫び叫び

 

学校からの帰り道、どの通りも家々も unfamiliar(見覚えがない)、結局二人は迷子になります。

 

二人共未だ殆ど英語が話せないのに大泣き大泣き

 

 この predicament(苦境)を救ってくれたのが一人の少女とその家の母親でしたラブラブラブラブ

 

なんと家に招き入れて電話を貸してくれたのです電話

(アメリカでは普通見知らぬ異国人にそんなことはしない)

 

母が父に電話をかけると、父はその家の母親に自分の家の住所を伝え、結局その母親は二人を家まで送り届けてくれました家

 

また、家族と親戚とでディズニーランドに行った時、フィルーゼは再び迷子になります。

 

<ミッキーと話ができる>という電話で遊んでいる内にみんなとはぐれてしまったのです猿

 

彼女が係員を見つけ、I’m lost. と言うと、彼は  Lost and Found(迷子センター)にフィルーゼを連れて行きます。

 

そこでのやりとりが何とも滑稽ゲラゲラゲラゲラ

 

数人のスタッフ(Team Comfort=慰め隊?)が代わりばんこに彼女の名前や出身地を聞いてくるけど、Firoozehと答えると What kind of a name is that?(いったいそれってどういう名前?)と首をかしげるし、I’m from Iran. と答えると「あらいい国ね」と言いながらもイランってどこよ?と困惑顔してる

目目

 

その内に別の男の子が迷子センターに連れてこられると、彼女たちは何とかその子の名前や国を聞きだしたい。ちょっと見にはフィルーゼと似たような顔つき。そこでフィルーゼに何とかその子の名前を聞いて、と頼むのですが、フィルーゼからすれば彼は明らかにイラン人ではないむかっむかっ

 

A gerbil would never mistake a hamster for a gerbil, and I would never mistake a non-Iranian for an Iranian (アレチネズミがハムスターをアレチネズミと見間違えないように、私がイラン人じゃない人をイラン人と見間違えたりすることはありえない)ドンッ叫びドンッ

 

It’s like we have a certain radio frequency that only other Iranians radars pick up.(それは私達にはちょうどイラン人のレーダーだけキャッチするラジオの周波数があるようなもの) 

 

でも、あんまりしつこく頼まれるので仕方なくイラン語で話しかけると、男の子はこの世のものとも思われぬ大声で泣き喚いたのです汗えーんえーん汗

 

Not only was he separated from his loved ones, he was now trapped in the Tower of Babel.  ( 愛する家族と引き離されたばかりか、今や彼はバベルの塔に閉じ込められたみたいなもの)(註:バベルの塔とは<言語的混乱状態>を指す)びっくりマーク

 

結果的には、男の子がイラン人ではないことが vindicated(証明され)たわけで、フィルーゼはほっとします音譜音譜

 

そうこうする内に父さんが迷子センターに迎えに来てくれましたチョキチョキ

 

父さんはフィルーゼが誘拐されたんじゃんないかと物凄く心配してたのに、わが娘が、係員を見分けて迷子センターに連れて行ってもらったり、そこで泣かずに(本当は泣いたのに)気丈に振舞ったりしたことに大変感心し、沢山お土産(two helium balloons, a set of miniature Seven Dwarves, Winnie the Pooh pencil holder, etc.)を買ってくれましたクラッカークラッカー

 

彼女はこの体験を通してI had been elevated from child-who-can’t-learn-to-swim to child genius. (ちっとも泳ぎ方を覚えない子から天才少女へと昇格できた)のですグッド!グッド!

 

お陰で、I basked in my new status as favorite child. (最愛の子どもという新しい地位を勝ち取り大満足!!)

 

ミッキーに感謝(Thanks to Mickey! )の顛末でしたベルベル